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ー 小栗とは「家族みたいな存在」

「ネバーランドの悪魔を名乗る資格は、おまえにはない」

 強い眼差しでそう言い放ったのは、田中圭。これは、8月18日に放送がスタートした連続ドラマ『ブラックポストマン』(テレビ東京系)でのワンシーンだ。

「田中さんが演じるのは、郵便配達員として働きながら、殺人事件に巻き込まれるダークヒーロー。2019年にネット上での考察合戦が盛り上がったサスペンスドラマ『あなたの番です』で主人公を演じた田中さんですから、最後までしっかりとストーリーを盛り上げてくれることでしょう」(テレビ誌ライター、以下同)

 8月25日から公開される映画『Gメン』にも出演するなど、多忙を極める田中。その一方で“仕事環境”にも変化があった。

「今年6月、田中さんの所属事務所の新社長に、小栗旬さんが就任したんです。現役バリバリの人気俳優が、芸能事務所の社長になるというかなり珍しい試みだったため、世間で話題を呼びました」

 実は“小栗社長”誕生のウラでもう1人、大抜擢されたのが何を隠そう田中だった。

「表立っては発表されていませんが、田中さんは同じタイミングで同事務所の取締役に就任しているんです。俳優業がメインのため、会社役員としての仕事がどれほどあるのかはわかりませんが、事務所内での立場は大きく変わったでしょうね」(映画会社関係者、以下同)

 同事務所には、綾野剛木村文乃坂口健太郎などの人気俳優たちが名を連ねているが、田中が選ばれた理由とは。

小栗とは「家族みたいな存在」

「田中さんは2000年に入所。長年、ヒット作に恵まれない日々が続いていました。そんな中、2016年に放送されたテレビ朝日系のドラマ『おっさんずラブ』での好演によって脚光を浴び、現在のステータスにつながっています。

 所属歴としては、小栗さんに次ぐ古株。田中さんを指名したという会長は彼の功績を労いつつ、“これからもよろしく”という意味合いもあるのでは。小栗さんも社長になる前は取締役のポジションでしたから、順番的にも、このタイミングで田中さんの取締役就任は妥当でしょう」

 2020年に出演したバラエティー番組では、小栗について“家族みたいな存在”と語っていた田中。

田中さんと小栗さんは、過去に“今の事務所を考える会”と称して、定期的にふたりでお酒を酌み交わしながら、事務所の今後について語り合っていたそうです。今回、2人が社長と取締役になったことで、かつて語り合っていたことを実現するチャンスが訪れたのではないでしょうか」

 “小栗社長”と一緒に、俳優界をさらに盛り上げてくれるにちがいない!