意識が高い系?SDGsな県
「正義感の強さが街中を清潔にする」
持続可能な社会への取り組みが注目される昨今。都道府県別に“ゴミのリサイクル率”を割り出した結果、中国地方の山口県が1位に。
「山口県には“正義感が強い人”が多くいます。そんな彼らが、近年の環境配慮に対するトレンドを受け入れれば『環境のために、ゴミは減らさなければならない!』と、リサイクルや分別に尽力する可能性が高い。
加えて、負けず嫌いな気質もあるので、それぞれが競い合うようにゴミの分別に取り組んでいる様子もうかがえます」
同県のリサイクル率は33%とずば抜けている。山口県民の正義感と負けん気の強さが絡み合い、堂々首位を獲得。
「2位の鳥取県は、高齢者が多く、時間的な余裕を持ってゴミの分別に取り組む人の割合が高い地域。
また『古事記』に由来する神社があり、古来、神様と縁が深い土地で、神様がいるわが町をゴミであふれさせるわけにはいかない、という意識がリサイクル率にも表れていますね」
ごみのリサイクル率
第1位:山口県 33.0%
第2位:鳥取県 28.6%
第3位:神奈川県 24.9%
第4位:岡山県 24.6%
第5位:埼玉県 24.4%
身だしなみ大事!美意識高い県
「美意識の高さは雪深さに比例する?」
理美容サービスの年間利用料額が高い1位は新潟県。
「この調査結果は、気候条件に関連している可能性が高い。冬は雪が多く、行動範囲が狭まり、家で過ごす時間も増えます。そうした環境下では、自分自身に関心が向きやすい。巣ごもりもたまにだとズボラになりがちですが、期間が長いですからね」
実は、ある調査(*)では、人口あたりの美容院の店舗数がもっとも多いのが秋田県、次いで鳥取県……と“日本海側”に美容院が集中しているという結果もある。
(*)…「【2022年版】美容関連の店舗数が多い都道府県ランキング」/調査元:日本ソフト販売株式会社
「昔から日本海側の地域は、美容関連の出費が多い傾向があります。さまざまなデータを見ても、雪深さと美容意識の関係は否定できません」
ちなみに、理美容院をあまり利用していないのが、静岡県浜松市の方々。
「静岡県は、温暖な気候に恵まれて富士山がどっしり構えているという土地柄、のんびりした人が多い。そのため、他人と自分の容姿を比べたり、関心を寄せたりしないマイペースさが、理美容院関連の支出を抑えているのかもしれません」
静岡県民のおおらかさは富士山譲り?※一番使っていないのが静岡県(浜松市)→3775円
理美容サービス利用
第1位:新潟県(新潟市) 1万3326円
第2位:山口県(山口市) 1万2889円
第3位:高知県(高知市) 1万2128円
第4位:香川県(高松市) 1万1035円
第5位:山形県(山形市) 1万234円