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ー 「震災後はもっと周りのことを考えようと」
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ー “野球と震災はこじつけるものではない”

《復興活動に参加してくださった方々に感謝するとともに、今後も私たちが団結していき被災された方々を支援していきたいと願っています》

 1月1日に発生した能登半島地震被災地支援のため、所属するドジャースと共同で寄付を行うと発表した大谷翔平

金額はドジャースと、そのオーナー会社は100万ドル(約1億4500万円)、大谷選手も金額は明らかにしていませんが、個人で寄付を行うようです」(スポーツ紙記者、以下同)

「震災後はもっと周りのことを考えようと」

 これだけの支援を行うのは“3・11”で自身も被災者となった経験からだろう。

「大谷選手は、岩手県の花巻東高校の1年生だったときに東日本大震災を経験しています。地震発生時は練習中で、すぐに避難。校舎にヒビが入り、野球部の寮は停電になったそうです。内陸の奥州市にある大谷選手の実家は大きな被害は受けなかったのですが、チームメートには実家が津波で流された人もいました」

 この未曾有の災害が、大谷を成長させたよう。

「当たり前のことが当たり前でなくなったことで、チームの団結力が強くなりました。大谷選手も“それまでは自分中心だったと思う。でも、震災後はもっと周りのことを考えようと思いました”とインタビューで語っていました。大谷選手は震災でつらい思いをしたチームメートに積極的に話しかけ、励ましていたのが印象的です」(大谷の知人)