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ー 知って楽しい!おもしろ雑学
1957年の4月1日に英公共放送のBBCが「スパゲティがなる木がある」と報じたのが、エープリルフールのジョークをメディアが扱った最初の例といわれている ※写真はイメージです

 日常の気になる疑問を解決!エープリルフールの由来は?知って楽しいおもしろ雑学を友達や家族にも教えてあげよう。

知って楽しい!おもしろ雑学

Q.エープリルフールの由来は?

A.諸説ありますが、フランスで暦を変えた時に起きた暴動が起源という説が有名です。(東洋古代思想研究家 村上瑞祥さん)

 をついたり、ジョークを言い合う日として知られる、4月1日のエープリルフール

 SNSでは企業がの広告や商品を発表して話題になることもあるけど、そもそも起源はどこにあるの?

「古代ペルシャで行われていた4月1日前後にいたずらする『ジズダベダール』という春のお祭りに由来するなど、いろいろな国の文化が起源では、といわれていますが、16世紀のフランスで暦を改変する時に起きた暴動が起源という説が有名です」

 と話すのは、東洋古代思想研究家の村上瑞祥さん。

「フランスでは長い間3月25日を新年としてお祝いしていました。ですが、16世紀に国王だったシャルル9世が、1月1日を新年とする新しい暦『グレゴリオ暦』を採用すると命令。日本でも明治時代からこのグレゴリオ暦が採用されています」(村上さん、以下同)

 3月25日から4月1日にかけて新年のお祭りをしていた当時の人々は混乱し、4月1日を「の新年」だとバカ騒ぎすることで王様に反抗した。

「シャルル9世はこのの新年を祝った人を処刑します。この事件を忘れないために、4月1日にをつくという習慣が欧州を中心に広まり、やがて世界にも広がりました」

 日本ではいつ広まったの?

「大正時代に欧米で流行っている文化として直訳で『四月馬鹿』と新聞で紹介されたのがきっかけ。

 ただ、日本では4月1日は中国から伝わってきた『不義理の日』とされ、当時は疎遠になっている人に手紙を書く日でした。時代が流れて、エープリルフールのほうが根強く残ったのです」