目次
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ー レベルが高く甲乙つけ難い接戦!
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ー ごくごく飲みたい「アイスコーヒー」
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ー ちょっとひと息「アイスカフェラテ」

「どこも美味しくなっていて、優劣がつけ難いですね」

レベルが高く甲乙つけ難い接戦!

 それぞれ特徴が異なるものの、そのレベルは高いと話すのは、バリスタでコーヒーインストラクターの資格を持つ野原由美さん。

 セブン─イレブンは3月上旬からホット、アイスのレギュラーコーヒーが10円値上げ。セブン─イレブンだけでなく各社値上がり傾向だ。これはコーヒー豆や容器の価格のほか、物流費の高騰を受けたもの。しかし、それでもコスパはいいと話す。

「2013年、セブンに登場したコーヒーマシンは画期的で、それからコンビニコーヒーが各社で瞬く間に広がりました。今なお改良と進化を続けており、年々そのクオリティーは高まっています」

コンビニコーヒー&カフェラテ
コンビニコーヒー&カフェラテ

 豆の原産国や焙煎(ばいせん)方法など、各社こだわりがある。

「'18年ごろからセブンではブレンドしている4種類のコーヒー豆の見直しを行っています。豆の種類だけでなく、従来の3段階焙煎から4段階焙煎になり、香りや華やかさ、コクがより感じます。

 ローソンやミニストップでもコーヒー豆を複数ブレンドするときに、それぞれの豆に合わせた最適な方法で焙煎してから後でブレンドするアフターミックス製法を採用しています」

 さらにアイスコーヒーの場合、氷が味に左右する。氷の大きさもそれぞれだ。

「不純物を取り除いて作るなど、それぞれ溶けにくい氷を研究開発しており、各社で溶ける時間は違います」