「『特別費は予想できない』と言う人もいますが、実際には、ある程度予測が立てられると思うのです。例えば、所有している家電の寿命を調べておいたり、新品の価格やリサイクル品の価格を把握しておくなど。
そうすれば本当に故障したときに、冷静に対応できるはずです。貯蓄を増やすために最も重要なのは“お金にコントロールされないこと”。特別費に備えつつ、貯蓄計画を立てると、お金に振り回されなくなりますよ」
目先の貯金にこだわらずに、生活費だけでない家計の支出と冷静に向き合うべし!
貯めグセ2:時間と成果が見合わない!食費を重視した節約はNG
食費は未来への投資。固定費削減が第一
節約を志したその日から、食費を切り詰める人も多いだろう。しかしぽこりんママさんは「食費削減は最後の手段」と話す。
「食費の節約は気軽に始められますが、労力に対する成果が小さく、長続きしにくいんです。わが家も、食費を月2万円で切り詰めていたときがありましたが、ストレスがたまって、頑張った反動でバーンと外食してしまうことが。
食材を安く買ったり、節約料理で月の食費を下げたとしても、それを毎月続けるのはとても大変。家族から不満が出たり、自分もストレスを感じるので、今は月4万円程度にして、献立のメリハリを大切にしています」
また「節約目的で食事の質を下げすぎるのはNG」と、ぽこりんママさん。
「無理に食費を減らして栄養が偏ると、医療費が増えるリスクが高まりますよね。私は『食費は未来への投資』と捉えているので、食費の予算は極力削らないようにしています。もしも節約をスタートするなら、食費ではなく“固定費の削減”から。
ネット回線を安いプランに変更したり、キャリアのスマホを格安SIMに乗り換えたり。1度だけ手間がかかりますが、その後は何もしなくても月1万~2万円の節約になるので、継続性バツグンの節約術です」