アンバサダーは、宣伝大使という意味もある。

日本人のアンバサダーが“広告”に起用されることはありません。海外の高級ブランドであればあるほど、広告ビジュアルは販売戦略の肝であり、本国が厳密に定めているので、言葉は悪いですが、日本人の出る幕じゃない

日本人の契約金は安い!?

 前出の永野芽郁や榮倉奈々、新木優子らは2月のミラノコレクションにそれぞれ現地まで訪れている。

ブルガリのアンバサダーだったKoki,(Koki,インスタグラムより)
ブルガリのアンバサダーだったKoki,(Koki,インスタグラムより)
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「当然ながら日本人アンバサダーの影響力は日本国内に限ります。コレクションの発表の場、いわゆるファッションショーに招待されても、各国のメディアが注目し、セレブが並ぶフロントロウ(最前列)に日本人アンバサダーが座れることは少ない。中国や韓国のタレントさんがそこに招待されることも多いので、日本人も頑張ってほしいとは思うのですが……。

 ただ、これは“本国以外”にも影響力があるかないか、本国の購買力が大きいので、日本が経済的に弱い間は難しい。本当にピンキリですが、契約金も日本人アンバサダーが数百万円から1000万円程度だとすると、ショーの最前列に呼ばれるような海外タレントはもう1ケタ違いますね」

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