20150210 (25)
 市川海老蔵、中村獅童による新作『六本木歌舞伎・地球投五郎宇宙荒事』(2月3日~18日/EXシアター六本木)に出演する加藤清史郎。

「すごく緊張しています」

 2人の花形役者に加え、宮藤官九郎脚本、三池崇史演出と話題性、注目度ともに高い。人気子役として実績は十分だが、初めての歌舞伎に戸惑いと緊張感を隠さない。

「最初は歌舞伎と聞いて、イメージが浮かんでこなかったけど、クドカンさんの名前を聞いて、絶対に面白いだろうなと思いました。台本を読んだときもゲラゲラ笑いっぱなしでした」

 演じるのは歌舞伎に憧れて、海老蔵に弟子入りした鯛蔵役。身の回りの世話をするが、気にもとめてもらえないかと思えば、いじられる存在で、その関係性が笑いを生む役どころだ。

「獅童さんは映画(『忍たま乱太郎』)でご一緒して2度目ですが、海老蔵さんは初めてで、まだ緊張します。セリフにもあるけど、オーラがすごいんです」

 昨年12月から所作や日本舞踊の稽古をして、歌舞伎独特の動きに慣れるようにしてきた。

「日本舞踊は(所属する)劇団でやった幼稚園の年長以来です。普通のダンスと違って、中腰で構えて歩いたり、見得を切る時は足を外に向けて腰を落とすとか、部活で筋トレをしているみたいで、内ももが痛くなります」

 これまでの舞台では、ダブルキャスト、トリプルキャストで演じてきたが、今回は初めて単独で全公演に出演することになり、歌舞伎とともにもうひとつの初体験が待っている。

「ドラマ、映画、ミュージカルも初めてというのを経験してきて、影響を受けてきました。今回もすごいメンバーの方々とご一緒することができ、刺激になると思っています。歌舞伎をやったことが、自分にとって大事な財産や経験として、積み重なっていけばいいなと思っています」

 しっかりした物言いに、可愛かった子役の面影はすっかりかき消された。見た目だけでなく内面の“成長”は、大舞台を控えて期待が高まる。