モデルやタレントとして活躍し、いつの時代も女の子の憧れ、ひなのちゃん。今までは芸能界の暗黙の了解として“私生活は隠すもの”としてきたという彼女が、娘と彼の話、東京とハワイの2か所に拠点を置いている生活など、プライベートな素顔を語ってくれました♪


徐々に変わってきたので、それを知ってもらおうって

《私はすごく大人になったと思う。大人になったというのは、私、成長したぜということではなくて、大人になることが怖くなくなった、ということ》

 初めてのフォトエッセー『ずっと途中』(主婦と生活社)で、そう綴っているのは吉川ひなの。’91年に芸能界入りしてから現在に至るまで、雑誌の表紙やCM、バラエティー番組などで活躍し、芸能界の第一線を走り続ける彼女。

「今まで自分が考えていたことで変わったことがたくさんあって、自分の人生で次のステージに行く、本を出すのはいいタイミングかもしれないって思ったんです。今まで私のことを見てきてくれた人たちに“ひなのってこういう人”って発信してきたのが、徐々に変わってきたのでそれを知ってもらおうって」

 本の中では夫と撮ったという、たくさんのプライベートショットやエピソードが載っている。できあがった本の感想を聞いてみると、

「自宅に本が届いたら、彼が先に読んじゃったんです。“君の、そのまんまだね”って言われて、そのあと自分で改めて読んでみたら“へー、私ってこのまんまなんだ。ちょっとアホだな”って思いました。率直に(笑い)」

 妻となり母となった彼女の素顔が随所に垣間見れる。

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インタビューは都内で。終始、笑顔で話してくれた


ハワイに導かれた理由

 娘の出産を機にハワイと東京、2つの場所での生活を始めた。

「私は中学生のころから東京で仕事をしてきたから、娘が生まれてからも東京にいると気持ちが仕事優先になってしまって。それで、東京とは違うどこかがあればいいんじゃないかと思ったときに、ハワイに導かれたんです」

 デビュー当時から多忙を極めてきた彼女がホッとできる場所というのがハワイだったのだろう。

「カピオラニパークと、ハワイカイに向かうまでのドライブとかすごく好きです。海と山に挟まれた狭い道を進んで行くんですけど、本当に気持ちがいいんですよ」

 ハワイでの“ローカル”な生活を満喫しているというひなの。しかし、16歳のときに仕事で初めて訪れて以来、頻繁に遊びにも行っていたものの、いつか住みたいと思っていたわけではないという。

「いつかは、ハワイじゃない別の場所に行くかもしれない。ただ、仕事はずっとしていたいから、どこへ行っても1年のうちのちょっとでも東京にはいられるようにしたい」

 東京にいると、ついつい仕事モードになってしまうが、ハワイではほとんど仕事をしない。現地での過ごし方を聞いてみると、自然豊かでおおらかな空気の中で、彼女は生活をしていた。

「朝起きて、娘にご飯を食べさせて、着替えさせてプリスクールに送って、私はそのままウォーキングに行ったり、友達とサクッと会ったり。食料品の買い物をして、家に帰って掃除、洗濯、夜ご飯の支度をしたら、もう迎えの時間。ご飯食べさせて、お風呂に入れて、ちょっと遊んで終わり。本当にあっという間。残った時間で、本を読んだりブログを書いたり。たまに、同じコンドミニアムに住んでいる友達を呼んで、リビングで静かに飲んだりもしています」

(後編に続く)

自由に書いたという『ずっと途中』
自由に書いたという『ずっと途中』