梅田芸術劇場10周年を記念して、宝塚の舞台を彩ったスターたちが集結! 30人以上のOGが出演する舞台から、いち早く剣幸、姿月あさと、こだま愛のお三方にいろいろと語ってもらいました!

20150714 zuka (4)
撮影/坂本利幸

「あの時代に戻るということではなく、今の自分があのときの歌やダンスをやったらこうなる、でいいんじゃないかと思ったらすごくうれしくなってきて。OG公演は上級生や下級生といった、いろいろな垣根を越えてのものだから、一緒に楽しくやりたいな、と思っています。ね、姿月さん」

姿月「こうやって剣さんの隣にいることだけでも緊張してしまうのですが……。よろしくお願いします」

こだま「そんなに緊張しなくても(笑い)。私、昨年『セレブレーション100!宝塚~この愛よ永遠に〜』に準レギュラーで出ていたんですけど、今回はレギュラーで全公演出られるので、今から稽古場が楽しみです。きっとにぎやかになりますよ」

 いろいろな世代のスターが共演する舞台。ところで、今の現役生を見て自分たちの時代と違うところは何? と聞いてみると……。

「ものすごく"プロ"だなと思います。私たちの時代はよくも悪くも"生徒"でしたね。宝塚の舞台が好きで、頑張っている姿を見せていることである意味、許されていたのかな。今はみなさんスキルが高いですよね。でも、それぞれのキャラクターとしては私たちの時代のほうが強かった気がしますね」

こだま「あと、組のカラーが私たちのときのほうが濃かったかもしれないですね。稽古着の着方とか、舞台の雰囲気、お化粧の仕方も組によって違っていた気もしますし。今はどうなんでしょうね」

姿月「退団してからよくわかったんですけど、自分たちがすごくいい環境にいるということをわかってほしいなと。お稽古場が使えてレッスンが受けられて。外の世界ならすべてにお金がかかりますし。自分たちが恵まれているんだということをみんなわかっているかな、って。何かアドバイスみたいになっちゃいましたね(笑い)」