「一応、夏休みはあります。といっても、仕事絡みになるんですが。番組の収録でアイスランドに行くんです。ずっと行きたかった国なので、すごく楽しみなんです。今はそれを楽しみに頑張って仕事しています(笑い)」

高杉晋作としてアツく生きた1年間

「この役をやれたことは、僕にとって本当に意味があることでした。29歳で亡くなった高杉さんは、今の僕と同年代。彼が自分の命をどう使うのか考えたように、僕も演じる中でいろいろ考えました。こんなに平和な世の中に生きていても、いつどうなるかわからない。だったら自分にできることは何だろう、と。

 何かを人に伝えることが僕にできることならば、思いを込めて誠実に真心を尽くすこと。それが松陰先生の言った"至誠"という言葉だと思うんです。

 今、世の中の評価がどうであれ、精いっぱい心を込めてやれば、何年、何十年か後にまた見てもらえるのかなと。それが高杉さんとして生きた僕が学んだ命の使い方ですね」