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 一昨年の『第14回全日本国民的美少女コンテスト』で応募8万1031人からグランプリに輝いた高橋ひかるが『人生の約束』で女優デビュー。

「演技はほとんど初めてです。何もわからない状態でしたが、初めてだからこそ学ぶことが多く充実した時間でした。共演者の方々の名前を聞いてビックリしたんですけど、みなさんとても優しくしてくれて、すごく楽しかったです」

 ドラマ『池中玄太80キロ』シリーズなどの名ディレクター・石橋冠の初監督映画で、竹野内豊、江口洋介、西田敏行ら豪華俳優陣が名を連ねている。

 高橋が演じるのは、主人公(竹野内)の親友が遺したひとり娘・瞳。仕事ひと筋だった主人公が、生き方を見つめ直すきっかけとなる重要な役どころだ。

「私と同い年(中学2年)ですごく若いのに、両親を亡くして複雑な境遇なんです。気持ちを素直に表に出さない。言いたいけれど言えない。そういうところがあるんじゃないかなと感じました」

 セリフではなく、微妙な表情の変化で見せる演技が印象的だ。

「すごく難しかったんですけど、後半では瞳になりきれたような感覚、ハマったなぁという思いがありました。自分が自分じゃない気がするというか……」

 人と人とのつながりがテーマの『人生の約束』だが、日々の生活で強く絆を感じるのは?

「母です。性格が似ているのでよくケンカもするんですけど、やっぱりお母さんはなくてはならない存在だし、見えない絆は絶対にあると思いますね」

 それでは、何か“約束”していることは?

「芸能界に入るときに母から“やるからには中途半端にせず、最後まであきらめずに頑張りなさい”と言われました」

 ほかにもどんな約束があるのか聞いてみると、事務所からこんな禁止令を出されたとか。

「あ! 事務所からなんですが“25歳まで恋愛禁止”というのは決まりだと言われました。グランプリを受賞して囲み取材を受けているときに初めて聞いたんですけど、全然恋愛に興味なかったので“大丈夫です”って(笑い)。

 まだ彼氏が欲しいとか、そういうのはありません。でも、これから女優として活動させていただくうえで恋愛ドラマのお話もあると思うので、とにかくいろんなジャンルを見て研究はしたいと思います!」

 映画『人生の約束』1月9日(土)全国東宝系にてロードショー。

撮影/高梨俊浩