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 4月25日に起きたネパール大地震は、死者が8100人にもなる大災害となってしまった。その中で映画撮影のために現地入りしていた、日本人録音技師の山方浩さんが亡くなったことも5月1日に確認された。山方さんはエベレストを登る登山隊に同行、ベースキャンプで地震による雪崩に巻き込まれたのだという。

 そして同時期に、同じくエベレストで映画撮影をしていたロケ隊の姿があった。今年2月にジャニーズアイドルとして初めて日本アカデミー賞を受賞した、V6岡田准一らの撮影隊一行だった。

「来年公開予定の『エヴェレスト~神々の山嶺』ロケですね。ネパールでは神様として信仰されるエベレストを舞台にした、壮大すぎるスケールゆえに実現不可能と言われたベストセラーを、岡田さん主演で映画化。共演に阿部寛さんや尾野真千子さん。岡田さんは山岳カメラマン役で、クライマー役の阿部さんに同行。山頂を目指します。2人とも役作りで、ひげを伸ばし放題にしているそうです」(映画雑誌編集者)

 3月にクランクイン、約4か月をかけて撮影が行われるという同作。中でも目玉になるのはやはり、邦画では初となるエベレストでのシーン。しかし、昨年にも雪崩事故で18名が死亡するなど、常に危険が伴う同地。

 クランクイン後の3月下旬、そんな世界最高峰に岡田と阿部ら“登山隊”は、命がけの入山をしたようだ。

「岡田さんたちが訪れたのは首都カトマンズで、10日間ほどの滞在だったそう。現地では高山病予防のためにも徐々に身体を慣らしていき、最終的にはエベレストの6000m地点で撮影が行われたといいます。天候にも恵まれて無事、4月上旬に帰国しています。大地震が起きたのはその2週間後。少しでも予定がずれていたら、岡田さんら撮影隊も巻き込まれていたかもしれない。自分たちが滞在した現地の、変わり果てた映像をニュースで見てヒヤリとしたことでしょう」(映画配給会社関係者)

 映画『エヴェレスト』の宣伝担当者によると、ネパールでのロケはすべて終了しており、今後は国内での撮影になるようだ。そして製作スケジュールにも変更はなく、予定どおりに来年中の公開を目指すという。

「帰国後は関東近郊やスタジオ、そしていまなお雪が残る3000m級の中央アルプスの山岳でロケを行っているようです。一部ではネパールを舞台にしているだけに、被災者に配慮して撮影の一時中断、また公開時期の見直しの声もあったそうですが、肝いりの作品だけに変更できないということでしょう」(前出・映画配給会社関係者)

 しかし、ネパールの協力もあってこその作品。

「今後、現地の状況を見ながら(義援金など)何らかの支援を検討していきたいと思っています」(宣伝担当者)

 今年、もしくは来年中にも、岡田ら出演者がネパール復興支援に携わることになるかもしれない。ちなみに岡田はエベレストに登る前、とある“神様”に会いに行っていたという。

「黒澤明映画でも活躍した、兵庫県出身の名優・志村喬さんの遺品などが展示されている志村喬記念館に、ネパール出発前に成功祈願に訪れたんだそう。もとは高倉健さんにすすめられて、その後はNHK大河『軍師官兵衛』の撮影前など、節目に行っているようです。同じく関西出身の名優は、彼にとっては神様同然の存在でしょう。こういっては何ですが、もしかしたら岡田さんたちを守ってくれたのかもしれないですね」(芸能プロ関係者)