6月上旬、りそな銀行関係者の娘と思われるTwitter が、関ジャニ∞大倉忠義や西島秀俊の個人情報を流出させるという騒動を巻き起こし、問題となった。一般人の興味本位による芸能人の被害はこれだけではない。

 KAT-TUN田口淳之介は引っ越し業者のツイートによって、交際中の小嶺麗奈と同棲までしていたことが発覚。

《てか今日KAT-TUNの田口の引っ越した 普通に彼女ですとか紹介しちゃうんだね》

《伝票に田口様 VIPってかいておっめ~どの田口だよと思ったらKAT-TUNの田口笑AVメッチャでてきて俺はどんびきだ》

 さらに同じ年、東京郊外の百貨店にあるセレクトショップ『B』の店員にもTwitter で暴露されるハメに。

《本日カトゥーンの田口さんがお買い物に来て下さったらしいけど、正直どうでもよすぎるねって亀梨君ならねって先輩と話してて、でも終わったら20万円代.(編集部注‥原文ママ)のまとめ買いだったらしく、予算に貢献して下さった笑ありがとうございます》

 小バカにしたあげく、買い物金額まで明かすとはモラル違反というほかない。なぜ、こんなことが頻発するのか?

「原因としましては、インターネットの普及、スマートフォンの普及により、いつでもどこでもSNSに気軽に投稿できるようになったことが考えられます。気軽に投稿できるようになったことで、本人が個人情報を漏洩しているという意識を持たない、感じないというふうになっているのだと思います」(『弁護士法人・響』の徳原聖雨弁護士)

 芸能人は、その格好のターゲットになっているわけだ。嵐・櫻井翔も、そのひとり。

 ‘11 年に北海道のホテルに滞在した際、女性従業員が、

《やばいやばいwwwうっちのホテルに櫻井翔くん泊まったんだがwwwこれから泊まった部屋行ってくるwww》

《使用済みのせっけんとか歯ブラシあったけど流石に捨てたwww枕に髪の毛とかついてたよ←ベッドには寝ときました←》

 などと、ツイート。

 ほかにも、櫻井が残していったペットボトルを捨てずにとっておいたり、使用ずみのタオルの匂いを嗅いだりと、やりたい放題。テーブルの上にタバコの吸い殻入りの灰皿やチューハイの空き缶が置いてある、櫻井が使用後と思われる部屋の写真も公開してしまった。

 ジャニーズWESTの桐山照史も被害者のひとり。’13 年、コンビニに桐山が来店した際、防犯カメラの画像を店員がケータイで撮影し、それを友人に送って、その友人がTwitter にアップすると瞬く間に拡散してしまった。

 なお『個人情報保護法』について前出・徳原弁護士は、

「個人情報保護法は、あくまでも個人情報を取り扱う事業者を規制するものなので、個人が情報を漏らしても、同法上は罪になることがありません。しかし、情報を漏洩したことによって、個人の社会的名誉を傷つけたとなると、刑法上の名誉毀損罪により罰せられる可能性があります。また、プライバシー侵害などを理由として、民事上の損害賠償責任を問われる可能性もあります」