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 石原さとみ主演、山下智久が僧侶の役を演じるということで話題になっている、月9ドラマ『5→9~私に恋したお坊さん~』(フジテレビ系)。初回視聴率は12.6%と上々のスタートを切った。

 撮影は9月から始まっており、10月中旬のある夜は都内の路上でロケが行われていた。初めは石原ひとりのシーン。出番を待つ間は、スタッフたちと談笑していたものの、リハーサルが始まると完全に彼女のスイッチが入る。

「物思いにふけりながら夜道を歩くというシーンだったのですが、カバンをどのように持つのか、歩くスピードはどのくらいだとちょうどいいのか真剣な表情で本番ギリギリまで試行錯誤を繰り返していました」(制作会社関係者)

 しばらくすると、袈裟に身を包んだ山下が合流。山下が石原の手を取って走り出すというシーンが撮影された。

「ふたりで監督の指示を受けながら、“それだったら、こうしたほうがいいですよね”とそれぞれの意見をぶつけ合っていましたよ」(前出・制作会社関係者)

 数週間前には都内の商店街でもロケが行われており、白昼の下町にふたりの姿が。

「石原さんが自宅への帰り道で商店街を通るという設定なのですが、“都電が映る下町の雰囲気のある商店街がいい”ということで、ここが選ばれたみたいです。ロケのときは噂を聞きつけて、平日でしたけど多くの人が見に来ていました」(商店街関係者)

 撮影中は、機材のセッティングやモニターチェックが何度もあるため、ふたりの待ち時間も長くなってしまう。

 それを持て余していたのか、商店街の中にある老舗の煎餅店『M』を空き時間に訪れていたという。後日、『M』に行って店主に話を聞いてみた。

「隣のお店で撮っていたので、カメラが回っていないときにフラッと立ち寄ってくれたんだよ。うちは20種類近くの煎餅を量り売りしているんだけど、山下さんは“コレいいね!”って、海苔の巻いてある『助六』としょうゆ味の『げんこつ』を100グラムずつ買ってくれました。それがどういうわけかクチコミで広がったのか、最近は彼のファンの女の子たちがたくさん買いに来てくれるんです。普段の客層と違う方たちが押し寄せるから驚いていますよ」

 山下が即買いした『助六』、『げんこつ』ともに100グラム300円ほどだという。