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 長年マネージャーを務めてきたI氏が事務所を退社。解散報道が収束したかと思いきや、今年4月で放送20周年を迎える『スマスマ』が、9月で終了する説が浮上してきたSMAP。

 Iさん退社後のSMAPをめぐる新体制については『週刊女性』でも報じてきた。古株の取締役が彼らの“お目付役”となり、外資系広告代理店出身の“美魔女”らが彼らを支えている。が、20年以上も彼らのそばにいたIさんのように、現場で力を発揮できるタイプではなかった。

「邪推すれば、何もテコ入れせずにずるずると低視聴率が続き、それを口実に9月で打ち切りとするのかもしれません。そんな状況を隠すためか、『スマスマ』は異例の環境にあります。まずは番組宣伝の“お抱え機関”である、テレビ誌などによる現場取材の規制をしているといいます」(芸能プロ関係者)

 本来ならスタジオ内に記者を招き、実際にメンバーらの一挙手一投足を取材して記事にする。しかし騒動以降、記者は締め出されて、与えられた情報でしか番組内容を知りえない状況が続いているようだ。これでは番組の見どころも伝えようがない。

 そしてもうひとつが、ファンがスタジオで生観覧して笑い声やリアクションなどを収録する“番組協力”だ。とくに『ビストロ』時に多く、間近にメンバーを見ること、ときに話すこともできるファンクラブ会員の特典のひとつとも言われる。

「収録日とは別日に、“番協者”だけを集めての声録りが行われています。大まかに編集した『ビストロ』のVTRを見てもらい、それに合わせてリアクションをとってもらっているんです。 本当なら会えるはずのメンバーはそこにいないのに、参加して懸命に声を出す姿には頭が下がります。彼女たちこそ本当に存続を願っているファンですね」(番組制作スタッフ)

 番組にとって味方である記者や番協ファンまでを遠ざけ、閉ざされた中で『スマスマ』が収録されているのだ。そこまでして“密室”にする理由は何なのだろうか。やはり生じてしまった埋まらないメンバー間の溝があるようだ。

 騒動が明るみになったとき、独立に賛同したとされる中居正広、香取慎吾、稲垣吾郎、草なぎ剛に対し、ジャニーズ事務所への残留を決めた木村拓哉。4対1の関係にあったと一斉に報じられた。

 その後の収録では、「笑顔が戻った」などと5人の関係が修復されたかのように扱われたが、実際はそうではなかった。

「彼らも長年、一線を張ってきたプロですから、本番時には笑顔でのやりとりは見せている。ですが、もともとすこぶる仲のよいグループではないですし、カメラが回っていない間は会話もなく淡々としたドライな雰囲気。 5人によるトークもいまだないままですからね。とくにリーダーの中居さん、Iさんを母親のように慕っていた香取さんは、意識して木村さんと距離をとっているようにも……」(テレビ局幹部)