マダム信子会長
マダム信子(まだむ・しんこ) ●1951年、島根県生まれ。「マダムシンコ」は関西圏で6店舗営業展開中。セカンドブランド「マダム」も名古屋と福岡で展開している。

 最長4か月待ちで知られる通販スイーツ界の女王として知られる、カウカウフードシステム会長・マダム信子さん。彼女も年齢差結婚をしたひとり。

「私たちは幸治くん(カウカウフードシステム社長の川村幸治さん)が24歳、私が43歳のときに入籍したんです。当時私は銀座のクラブのオーナーママで、幸治くんは私の運転手をしてくれていました。幸治くんから告白されて、その熱意と人柄、もちろん顔にも(笑い)ほだされて結婚したんですけど、周囲からは“色ボケ”だの“財産目当て”だの、もちろんいろいろ言われましたよ。でも私は幸治くんの、控えめだけど日々努力を怠らない性格が大好きやったし、一緒にいて癒される。この人となら、プライベートも仕事も、何があっても乗り越えられるなと思いました。そもそも、お嫁さんになって食べさせてもらおうなんて考え、毛頭ないですから(笑い)」

 その後、銀座の店をたたんで大阪で焼き肉店を始めたマダム信子さん。しかしタイミング悪く、狂牛病騒動が起こり大変な思いもしたという。

「スイーツ店の“マダムシンコ”を始めたころも、従業員が全員いなくなったりなど、苦労続きだったけど、幸治くんがいたから、2人で支え合ったから頑張れた。うちの夫婦はホント、絆は強いと思いますよ」

 年齢差結婚を上手く続ける秘訣とは?

「私は幸治くんが大切だから、年下のくせに! みたいな態度は絶対とりません。立派なひとりの男性として、いつも立てているの。2人の年齢差も、むしろお互いの知り合いの幅が広がっていいやん、って思うんですけど。私は幸治くんを、ビジネスパートナーとしても夫としても心から尊敬していますね。昨年、入籍して20年の記念にハワイで結婚式を挙げたんです。入籍したころはバタバタしていたから式は挙げられなかったので。本当にうれしかったですね。幸治くんがカッコよくてカッコよくて……。幸治くんに“あなたはカッコいいんだから、私が死んだら若くてきれいなお嫁さんもらって、今回よりゴージャスな式を挙げるんよ”と言ったら、幸治くん、なんて言ったと思います?“ママ、なに言ってるの。僕よりママのほうが長生きするに決まっているじゃないか!”ですって。やっぱり幸治くん、私のことをわかってくれていますわ(笑い)」