小嶋陽菜

 小嶋陽菜や長澤まさみ、梨花に平子理沙……いま、“白湯”が芸能人たちのあいだで大ブームになっている。

「いつも白湯を入れた水筒を持ち歩いているんです。どこへ行くにも欠かせないもので、ショウガを入れて飲むこともあるんですよ」

 昨年放送された『いっぷく!』(TBS系)で檀れいも冷え症を克服するために“白湯”を飲み始めたと発言している。

 ほかにも、米倉涼子や桐谷美玲、江角マキコらも白湯の愛飲者だと過去に放送されたテレビ番組やブログなどで公表している。中でもベッキーは1年中、白湯を飲むそうで夏でも水筒に白湯を入れて仕事場に持っていくという。

 しかし一般的にはあまり耳なじみのない白湯だが、ふつうのお湯とは何が違うのか? そこで、『病気にならない「白湯」健康法』(PHP研究所)を今年1月に上梓した、『マハリシ南青山プライムクリニック』の蓮村誠院長に聞いた。

「白湯とは水をよく沸かしたもので、身体に対してさまざまな効果をもたらすものです。しかし、沸かし方や飲み方が正しくないと、白湯とは言わないんです。お湯と白湯では、身体への影響がまったく違いますしね」

 どうやら、ただのお湯とは全然違うようだ。肝心の具体的な効果とは?

「白湯はさまざまな病気や症状に有効で、便秘や肌荒れ、むくみ、首や肩のこりなどの症状にも効きます。白湯を飲んで代謝が上がればダイエットにもなりますね。免疫力向上にもつながるので、病気にもなりにくくなります」

 白湯には大きく分けて、3つの力があるという。

「腸内の老廃物を洗い流す浄化の力、胃腸を温める力、人間の生理機能を整える力があります。そして、胃腸のもつ消化力は、身体の熱の源となっています。現代人の多くは、夜遅くまで、冷たいものを飲み食いして胃腸が冷えているので、白湯で胃腸を温めることは、とても有効なんですよ」