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 夏休みに海外旅行へ出かけると、慣れ親しんだ土地とは全然違う食文化やサービス、ルールに驚いたり、日本で外国人旅行客のとんでもない振る舞いにイラッとしたりしたことはあるだろう。

 そこで日本人が驚く、世界のびっくり常識を教えてもらった。

【アメリカ】夜間の花火と車内の居眠り禁止

「アメリカのノースダコタ州では、午前8時から午後11時以外の時間帯で花火の使用を禁止した法律があります。日本と違い、アメリカでは花火の90%が7月4日『独立記念日』に打ち上げられ、残り10%が年末年始。州によって発売自体を禁止したり、許可証が必要だったりするため、気軽に楽しむものではありません」(世界の雑学や法律に詳しいライター、のり・たまみさん)

 その背景には、子どものヤケドを防止する目的のほか、アメリカらしい問題も。

「銃社会なので、花火(爆竹)のパンパンという音と銃声が似ていて紛らわしいんだそうです。車の中で居眠りすることを禁止する州もあるのですが、それは銃殺された人と間違えてしまうためだそうですよ」(のりさん)

【ノルウェー】赤ちゃんの性別を聞いたらセクハラ

 妊娠中のママに“男の子、女の子どっち?”と生まれてくる赤ちゃんの性別を聞くなんて、よくある場面。

「ノルウェーでは、生まれてくる赤ちゃんの性別をむやみに聞くと“男女差別論者”と非難され、非常識にあたります。男女平等主義、同権の意識がすごく強い国だからです。日本でも、成人した女性に“彼氏いるの?”と聞くとセクハラになるように、社会全体にやってはいけないことという共通認識があるんです」(のりさん)

 実際、ノルウェーの妊婦に「男と女どっち?」と尋ねたところ、「それは赤ちゃんが将来決めることだから」なんて言われて驚いた人もいるとか。