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 今年4月、栃木県で子ども同士のいじめがきっかけで母親同士のいじめに発展し、母親2人が相次いで自殺したという衝撃の事件が報道された。

「とても悲しい事件だと思います。マナーは人を思いやる心、人付き合いのマナーを知っていれば、いじめの被害は少なくなるのではないでしょうか?」

 と、教えてくれたのはマナーのカリスマ先生、岩下宣子さん。

「マナーは簡単、人を愛することです。どうか“マナーなんて面倒”と思わないでください」(岩下さん)

 近年は、ババも孫育てに参加し、ますます複雑になるママ友社会。トラブルを嫌がり、積極的な付き合いを避けるママも増えている。

「それはもったいないですね。子どもを通じて知り合った関係でも、生涯の親友になることだってあるんですよ」(岩下さん)

 そこで、コレを押さえておけば付き合いはOKという、ママ友ババ友マナーのツボを岩下さんに教えてもらった。

・お礼は2度いう

 周囲の親にお世話になったときはその場でお礼を言い、次に会ったとき「この間はありがとう」と、またお礼を言って感謝の意が伝えましょう。

・お礼と謝罪は時間を置かない

 メールや電話でもお礼を言うときは、すぐに相手に伝えましょう。謝罪は相手に会いに行って謝るのが礼儀。時間をおかず、すぐに行うことがポイント。

・あいさつを習慣に

 いつどこで会っても「笑顔であいさつ」がマナーの基本。これさえ守っていれば、周囲ともいい関係に。たとえ相手が険悪な態度をとっていても、あいさつはしておきましょう。

・コミュニケーションはNHKで

 N(にこにこ)H(はきはき)K(きびきび)がコミュニケーションを円滑にするコツ。NHKで対応すれば相手は悪く思わないものです。

・子ども社会に同調しない

 子ども同士が仲がいいからと親同士も仲よくする必要はありません。いい顔ばかりしていると疲れてしまいます。周囲とはあいさつを交わす程度にして、気の合うママ友を大切に。