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 ママ&ババ友付き合いは悩みが尽きないもの。そこで、マナーのカリスマ先生・岩下宣子さんに、シチュエーションごとのマナーポイントを解説してもらった。ママとババ、それぞれの立場のマナーも紹介。

・メール、LINE、SNS、ブログ

<あなたがママなら>自慢や悪口は厳禁。画像のアップには公開範囲に注意

 ネット上のやりとりは、顔が見えないぶん、トラブルになりやすいという。

「顔を見て話しているのと違い文字として読み取るとキツい言い回しに感じることがあります。LINEやSNSで悪口を書いたり同調するのは厳禁です」(岩下さん)

 もし、意見を求められたら右記のフレーズ集を参考にして流すのがベスト。逆に、自分にメールで長々と抗議のような文章が送られてきたときの対象法は?

「ひと晩おいてから返信しましょう。怒りにまかせて返信してしまうと売り言葉に買い言葉でケンカになってしまいます。LINEで同様なことがあったら“既読スルー”でトラブルにならないよう“あとでお返事しますね”と送っておきましょう。返事は“よろしくご指導ください”と大人の対応をしておきます」(岩下さん)

 ブログもトラブルの火種になるという。

「ブログは引き出しの中の日記帳ではありません。ブログに子どもや生活スタイルを書くと“自慢”にとらえられることもあります。肉じゃがを作ったけど失敗しちゃった、など“ダメなところ”も出しながらやってみたことを情報として発信するのがいいと思います」(岩下さん)

 ネット世界で特に注意したいことは、画像のアップ。

「子どもの画像は、どこでどのように使われるかわかりません。フェイスブックでは公開範囲を友達だけにする、ブログには子どもの画像は公開しないなど、細心の注意を払いましょう」(岩下さん)

 ネット社会の向こう側にいるのは人間。リアルに生きる人の世界だということを忘れずに。

<あなたがババなら>自分の娘に伝えるようにやさしい言葉で

 今はスマホやパソコンを使いこなすババたちが増えている。

「便利なツールを使いこなすのはいいことだと思います。抵抗がなければメール交換するのもいいでしょう。ほかのママたちにも自分の娘に伝えるつもりでやさしい言葉で書きましょう」(岩下さん)