2015SUMMER_1

「ゼラチンといえば、お菓子の材料」と思いがちですが、実は、さまざまな料理に活用できる超便利な食材だったのです!

 最先端の科学とユニークな実験で、日常の疑問を徹底的に調査するNHKの人気番組『ためしてガッテン』では、驚きのゼラチンパワーと、その活用術を紹介しました。

■ラーメンにちょい足しで、コク&まろやかさアップ

 街頭で、普通のラーメンとゼラチンを加えたラーメンを食べ比べてもらったところ、「コクが出た」「味がまろやかになった」など、ゼラチンを加えたほうがおいしくなったという答えが多数。

 その秘密は、ゼラチンの原料にあります。ゼラチンは、動物の骨や皮に含まれるコラーゲンから作られます。

 コラーゲンは、うまみ成分であるアミノ酸が約1000も連なっているタンパク質の一種。つまり、ゼラチンを料理に加えるのは、うまみ成分をたっぷり加えているようなものです。

■チャーハンやパスタに! 抜群の「保水力」でうまみを閉じ込める

 ゼラチンを利用すると、油をほとんど使わずに、なんと炊飯器でチャーハンを作ることができます! そのカギは、ゼラチンの「保水力」。

 ゼラチンを加えてチャーハンを作ると、米粒の周囲をゼラチンの膜が覆います。この膜が水分やうまみ成分を閉じ込めるため、パラッとした食感になるのです。作り方は、水に溶かしたゼラチンと材料を炊飯器に入れるだけ(後述するレシピ参照)。油で炒めないので、ふつうのチャーハンより100キロカロリーも抑えられます。

 ゼラチンの保水力は、パスタにも活用できます(後述するレシピ参照)。麺にからめるソースにゼラチンを加えると、麺の表面にゼラチンの膜ができます。これにより麺が乾燥しにくくなり、弾力のある食感に。冷めても麺がくっつかないので、お弁当にもおすすめです。

■煮物にオススメ! 冷凍してもうまみと食感キープ

 さらに、ゼラチンは「冷凍おかず」にも活用できます。冷凍中は食品から水分が蒸発し、そこに冷蔵庫特有のにおいが入り込みます。しかし、ゼラチンを加えると、ゼラチンの膜によって水分が失われにくくなるので、嫌なにおいがつきにくくなります。

 特におすすめは、きんぴらや筑前煮など水分が少ない煮物。煮汁の1%の量のゼラチンを溶かし入れて煮込みます。ゼラチン入りの煮物は、解凍後も食感はシャキシャキ! ゼラチンをちょい足しするだけの簡単ワザ、ぜひおためしを。