「大手エステサロン主催の講習会に参加したりして、常に最新の技術や情報を取り入れるようにしています。お客様がガッカリしないように、自分自身のケアも怠りません」

 と話す彼女の自宅には、スチームマッサージ器やハンドローラーなどの美容器具がそろえてあり、アンチエイジングは欠かさない。

 21歳という若さで、高校時代の先輩だった夫と結婚。出産したNさんのママ友は年上ばかり。加齢による容貌の衰えに対する嘆きは参考になることばかりだという。

 エステティシャンは体力がいるし、肩こりや腰痛もつきものなので、ジムや整体にも通っている。

「子どもが手を離れたことで、ようやく自分の好きに使える時間ができました」

 “エステティシャンは天職”と言い切るほど仕事に燃えるNさんだが、主婦である以上、家事労働もしなくてはならない。

「洗濯は乾燥機付き洗濯機でパパッとやっちゃうし、掃除は趣味みたいなものなので全然苦じゃないです。床や壁を磨くことがストレス解消になってるくらい。

 料理は、正直、面倒だと思うことがありますね。ダンナと子どもたちは、好みも食事の時間も違うので、ヘタするとずっとキッチンにこもりっきり。機能的なお気に入りの家電を使いこなして乗り切ってます」

 キッチンはもちろん、家の中はどこもかしこもピカピカに磨き上げられている。

「テレビの上にホコリとか窓ガラスに指紋とかイヤなんです。水まわりの水あかやカビも許せない」

 というキレイ好きのNさん。靴下を脱ぎっぱなしにしたり、雑誌や新聞を読みっぱなしにする夫に限界を感じ、夫婦の寝室から追い出したとか。しかし、

「月イチペースでダンナが夜這いをかけに来ますよ(笑い)。ダンナのことは別に嫌いじゃないですし、何より女性ホルモンを活性化させることも、アンチエイジングには大事なことですからね〜」