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 片づけで理想の暮らしを手に入れても、家が汚れていては台無し。掃除の頻度を減らせる方法を、2014年米国『TIME』誌の“世界で最も影響力のある100人”の1人に選ばれた片づけコンサルタント近藤麻理恵さんに教えてもらった。

・油汚れは料理後の水ぶきが肝

「ガスコンロやIH調理器などについた油汚れは、使用後のまだ温かいタイミングでふき取るのがベストです。汚れがガンコにこびりつく前であれば、洗剤をつけなくても、水かお湯でサッとふくだけで大丈夫です」

・かわいい掃除グッズで意欲向上

 掃除用品は使いやすさも大切だが「見た目へのこだわりも重要。心がときめくグッズなら、掃除への気分も高まります。同じ用途のものであれば、かわいいな、おしゃれだなと思うものをどんどん選んでください」

・床の雑巾がけは家との対話

 掃除機がけも必要だが「“今日も1日ありがとう”と心を込めて床を磨くと、家が反応して温かくなる気がします。心静かに行う雑巾がけは、ちょっとした瞑想タイムに。ほどよい運動にもなるので、心も身体もリフレッシュできます」

・玄関の三和土(たたき)をふいて運気アップ

「風水でもふくと運気が上がると言われています。逆に、汚れていると知らず知らずのうちに負の感覚がしみつくような気が。“幸せは玄関から”ですからおうちに素敵な風が入るよう毎日ふきましょう」

・バスグッズは浴室外に収納

 お風呂にはびこる赤カビの対策は、「思い切って、何も置かないようにするのがいちばん。シャンプーボトルなど、毎回使った後に、使用ずみのバスタオルで水けをふき、浴室外に片づけましょう。手間に思えるかもしれませんが、カビの始末を考えればよっぽどラクですよ!」