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 羽生結弦と先輩・高橋大輔との関係が、ここ数年微妙だという。理由は、ふたりの知らないところで、両者のファンが火花を散らすようになったこと。

 羽生と高橋のファンサイドに生まれてしまった小さな火種は時にはネット上で“論争”を招く事態にも。

「ソチ五輪後に仙台市で行われた羽生の凱旋パレードをめぐり、高橋側ファンの《復興を願うならパレード断れよ》《5000万円、高くない?》といった内容に対し、羽生ファンが反論するといったことも起きましたね」(スポーツ紙記者)

 ネット上のコメントを見てみると、9万2000人が集まったパレードの金額論争だけでも、そのエスカレートぶりがうかがえる。

 トリノ五輪金メダリスト・荒川静香さんのパレードの費用が約900万円だったことが持ち出されたり、プロ野球の楽天や日本ハムの優勝パレードの費用まで書き込まれ、議論が続いた。

「それに輪をかけたのが、テレビ局の報道でした。フジテレビが“熱狂的なファンによるトラブル”と報じれば、日本テレビは“整然としていた”と正反対。まさに火に油でした(苦笑い)」(前出・スポーツ紙記者)

 なぜ、そこまで高橋ファンと羽生ファンの溝は深くなってしまったのだろうか……。 その背景のひとつに、高橋主宰の東日本大震災チャリティー演技会があるという。

「あの惨事の後、大ちゃんはすぐに行動を起こし、チャリティー演技会を行い、義援金を集めています。東北出身の荒川静香さんや本田武史さんら先輩たちも駆けつけた。もちろん、ゆづクンの姿もあり、2000人ほどの観衆に感謝の挨拶をしていました。わずか数時間で1000万円以上を集めて大成功。改めて大ちゃんの人気と集客力に驚かされたものでした。翌年以降も“継続が大切”と言って続けられたのですが、ゆづクンの姿が見られなくなりました。チャリティーである以上、連盟と選手間に信頼関係があれば、顔だけでも見せられたのではないでしょうか」(元連盟関係者)

 今年も4月7日、高橋の肩書こそプロフィギュアスケーターに変わって、神戸市内で盛大に行われたが、多額の復興支援の義援金が集まる中、羽生の姿はなかった。

「高橋は4月中に米国留学し今後のアイスショーの予定もないため、渡米前のラストダンスどころか年内は見納めとなる可能性もあります。その会場で、高橋から羽生へのバトンタッチのセレモニーでもあれば、フィギュア界にとって最高のイベントになったのにという声も聞かれました」(前出・スポーツ紙記者)

 その高橋の米国留学決断の裏には、自分を温かく見守り続けてくれたファンと羽生のファンとの騒動、さらに連盟やテレビ局への不信感が垣間見えてくるという。

「羽生クン側の連盟やテレビ局への思いは、高橋クン側にしても、そっくりそのまま同じことです。決してふたりの仲が悪いわけじゃない。高橋サイドの連盟不信でいちばん大きな出来事が、橋本聖子会長とのキス騒動ですよ。五輪の選手村で行われた打ち上げ会でのたわいもないスキンシップの様子が内部から写真で流出してしまった。連盟の対応が遅れる中、高橋が先に謝罪し、オトコをあげたものでした。ただ、この先の次期会長選のゴタゴタに巻き込まれたくないというのが本音でしょう」(全国紙デスク)

 フジテレビの手のひら返しも屈辱となっているそう。

「羽生の凱旋パレードへの批判報道にしても、高橋サイドが喜ぶものでは決してない。独自の判断で高橋びいきのような報じ方をしていながら、年が明けるとグループ全体で“羽生詣で”に方向転換。CSのフィギュア番組にしても系列の出版社からのフィギュア雑誌にしてもメーンは羽生。商業主義体質の連盟やテレビ局が羽生側と高橋側の溝を深めたように映りますね」(ライター)