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 6月4日、東京地方裁判所で行われた、家賃未払いのため立ち退きを求めて争われた裁判。大家である建設会社A社から訴えられていた畠山みどりの勝訴が裁判長から言い渡されると、詰めかけた報道陣からはどよめきが起こった。

 畠山は’70年に東京・高輪の高級住宅地に約115坪の土地を購入し、16部屋ある大豪邸を建設。’73年には吉永小百合が3階にある客間で結婚式を挙げたことからも、この家がどれだけ立派かを物語っている。

 そんな順風満帆だった畠山だが、バブル経済崩壊で25億円ほどの借金を背負う。それでも、高輪の自宅は何とか守り通したのだが……。

「バブル時代の借金を完済したのに、’11年に自宅の土地と建物を担保にローン会社から、新たに2億円もの借金をしたんです。でも、返せなくなり、このままではローン会社に自宅を差し押さえられてしまうと考えた畠山は、知人の紹介でA社に助けを求めたんです。A社は3億円を貸すのではなく、彼女の土地と建物を買い上げ、それを賃貸する契約を提案。そして3億円に手数料を加えた額を払えば、再び彼女が買い戻せる契約で、’11年11月に合意したんです」(芸能プロ関係者)

 しかし、’13年7月以降は畠山側から家賃は払われず、A社は立ち退きを求めた裁判を起こす。

 だが、判決では畠山の言い分を全面的に認め、立ち退きは無効としたのだ。その後、原告であるA社は控訴を断念。一審の判決が確定した。

 だが、これで3億円の借金がチャラになったわけではない。現に裁判後にレコード会社を通じてマスコミへコメントを発表した畠山も、

《家を担保にしてお借りしておりますお金は、一生懸命働いて、きちんと返済させていただきます》

 と借金が残っていることは認めている。では、現在はコメントどおりに、きちんと利息や元金をA社へ返済しているのだろうか─。A社の代理人は、怒りを込めてこう明かす。

「’13年に支払いがストップしてから、現在も畠山さん側からは利息も何も、ビタ一文、払ってもらっていないですよ。だいたい、3億円というお金を借りておいて、何も払わずタダで住んでいいという話はどこにもないですよね。ですので、現在、新たな裁判を起こすことも含め、法的手続きを検討中です」

 働いて返済すると言っていたが、現実には1円も返済されていないのが現状。畠山が新たな裁判地獄になる可能性もありそうだ。