神曲パフォーマンスからポスター手渡しまで大満足のプレビュー公演

客層は韓国の女子中高生が中心だったが、日本や中国からのファンの姿も
客層は韓国の女子中高生が中心だったが、日本や中国からのファンの姿も
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 ランニングタイムは1時間45分ほど。公式的な名称はまだありませんがテイルからジェヒョンまでの年上チーム(8人)と、マークからジソンまでの年下チーム(5人)という2チーム制になっており、年上チームのステージを中心にしつつ、数人のユニットによる歌、ダンス、ラップの披露から13人全員でのパフォーマンスまで、テンポよくつないで見せてくれました。パフォーマンスをしながら1階客席に降りてくる演出も複数回あり、楽しめました。

 楽曲は『BASSBOT』などルーキーズのオリジナルものから、洋楽のカバー、そして東方神起、SHINee、EXOといった事務所先輩のカバーまで幅広いチョイス。また、トークのコーナーでは、脳内メーカーもどきを使った自己紹介のほか、ファン数名をステージに上げるイベントもあり、コアなファンでも初見のファンでも楽しめる内容でした。

※『BASSBOT』動画URL
https://www.youtube.com/watch?v=JHPIG1DgvtU

 ここで年上チームの印象的だったパフォーマンスをいくつかご紹介。歌では、テイル、ドヨン、ジェヒョンのボーカル担当のバラードが秀逸でした。その中でも、特に印象的だったのが、透明感のある歌声が特徴のテイル。難しい高音パートも難なくこなしており、今後、彼の声はルーキーズの看板的な存在になるのでは、と思いました。

 ルーキーズのセンター的な存在のテヨンは、端正なルックスとは裏腹にゴリゴリとした男っぽいラップを聞かせていて、そのギャップにドキッとしました。

 ダンスで目立っていたのがテン。身長171センチと小柄ながら、抜群のバランス感覚で緩急のあるダイナミックな踊りを見せ、一際輝いていました。踊りのタイプはちょっと違いますが、個人的にはSHINeeのテミンと似ている雰囲気があると思いました。

 また、ハンソルとジョニーはスタイルのよさを活かして雰囲気のあるダンスを見せていましたし、仲良しコンビと知られるドヨンとジェヒョンは歌だけでなく、MC担当としても大活躍。ユウタもキレのあるダンスを見せていたほか、トークコーナーでは大阪出身らしい(?)ノリのよさを見せるなど、8人それぞれが高いスキルと魅力を発揮していました。

 また、圧巻だったのがプログラム最後の曲として13人全員で披露した新曲「SWITCH」。軽快なエレクトロダンスチューンなのですが、ティーンから青年期へとうつろう彼らだからこそ表現できる、キューンとくる甘酸っぱいニュアンスが絶妙! 躍動的なダンスも秀逸でした。SMのA&R(楽曲制作チーム)が選りすぐった楽曲なんだろうなぁというのがわかる神曲で、客席もこの日一番の大興奮状態でした。音源も、シアターで公開されたMVもまだ一般公開されていないので、ここで紹介できないのが残念なのですが、いずれ大々的に世に出て、世間をアッと言わせるのではと予感しています。

 プレビュー公演ということもあってか、帰りの出口では、来場者全員にメンバーたちが手渡しでポスターをプレゼントしてくれるというサプライズもあり(そのうち100枚は直筆サイン入り!)、参加した誰もが大満足した公演だったのではと思います。

 8月29日の第二回目のプレビュー公演を経て、9月19日にも公演が予定されている「SM ROOKIES SHOW」(以降の公演日については8月28日現在未発表)。いつ、何人体制でデビューをするのかは神とSMの創始者、イ・スマン会長しかわかりませんが(笑い)、近い将来メジャーデビューを飾り、東方神起らSMの先輩アーティストの後を継ぐスターとなるのは明らか。デビュー前に至近距離で彼らのパフォーマンスを観ることができる貴重な機会なので、ソウルに遊びに行った際は、ぜひシアターに立ち寄ってみてください。

<INFORMATION>
全席指定:33000ウォン(約3400円)。公演の詳細や、チケットの販売については韓国のプレイガイド「yes24.com」(韓国語)
SM ROOKIES公式HP(英語・韓国語)

取材・文/古林由香
『週刊女性』の元編集者。現在は韓流専門記者として取材活動を行っている。2015年4月から韓国・ソウルに留学中。