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 男性は30歳までに兵役生活が義務づけられている韓国。それは、ステージやスクリーンで活躍する芸能人たちも例外ではない。

 しかし、兵役を経験していない人も。ペ・ヨンジュンは子どものころ、テコンドーの練習中に負ったケガが原因で視力が規定よりも低かったことで、兵役免除になった。

「韓国では、兵役に行くのが当たり前。正当な兵役免除でも、非難の声はあります。そのほか、チャン・ドンゴンは過去に胸の手術を受けていたため、免除。イ・ビョンホンは亡くなった父親の代わりに、家長として母と妹を扶養しなくてはならない事情から、6か月間の公益勤務になりました」(前出・ライター)

 また、ウォンビンは最前線での鉄柵線警戒勤務中、ひざの靭帯を損傷。6か月間の短い兵役生活を終え、国軍春川(チュンチョン)病院で転役届を提出した。

「平凡に兵役義務を果たすとの約束を守れず申し訳ない」

 と、記者会見では神妙に謝罪している。とはいえ、世間のやっかみを買いやすいのが芸能人。兵役免除や芸能兵士として特別待遇を受けたりするケースでは、不満の声が小さくない。

「’04年には、不法兵役免除ブローカーを介して、腎臓病患者として兵役免除判定を不正に受けたと摘発された者が、芸能人を含めて130人にも上りました。そのなかには、ソン・スンホンやチャン・ヒョクもいて、大バッシングが起きたものです。最前線の部隊に送られることで、ようやくほとぼりが冷め、除隊後に芸能界に復帰しました」(韓国人女性ブロガー)

 記憶に新しいところでは、一昨年の6月、春川市の繁華街にある風俗店に真夜中、芸能兵士として服務していたSE7ENが出没。その姿をとらえ直撃インタビューを試みたマスコミと小競り合いになった。カメラが破損し、テレビ局記者が軽傷を負う様子がテレビで放送された。

「芸能活動を通じて軍の広報を行う芸能兵士たちが服務規律に違反している、と物議をかもしました。これに先立ち、同じく芸能兵士だった歌手RAINと女優キム・テヒのデート写真が公開され、RAINが外出時に戦闘帽をかぶっていないという服務規律違反も問題になりました」(前出・芸能レポーター)

 この結果、国防部は広報支援隊員(芸能兵士)制度を廃止。一方、ヒョンビンのような例も。

「芸能兵士ではなく、いちばん訓練が厳しい海兵隊に自ら志願し、試験に合格して入隊しました。彼の選択は大きな話題と称賛を呼び、芸能人としても男性としても株を上げました」(前出・ブロガー)