「一緒に遊ばないよ」「あの子と遊んでもさ~」「よくひとりで廊下を歩いているよ」……。

 秋篠宮ご夫妻の長男・悠仁さまの学校での様子を同級生に聞くと、こんな答えが返ってくるという。この春、お茶の水女子大学附属小学校(東京・文京区)2年生に進級された悠仁さまだが、ゴールデンウイーク直前には、学校で「いじめ」を受けていることが一部で報じられた。

 今回の「真相」について、お茶大関係者が重い口を開いてくれた。

「いじめの真相は、悠仁さまの“ひとりぼっち”だと思います。お茶大附属小は活発な児童が多いので、おとなしい悠仁さまはペースが合わず、おひとりで過ごされることが多いようなのです。

露骨な仲間はずれや無視というわけではなく、まして暴力や暴言を浴びせられるようなものでもなく、学校には通われています」

 ポツリとひとりで、動物の世話や虫採りをされる悠仁さまの姿はおかわいそうだが、今回の“試練”を乗り越えることができるだろうか? 別のお茶大関係者は、

「悠仁さまは、お茶大附属幼稚園に、紀子さまがお茶大で研究をしていることによる『特別入学制度』で入園されています。

さらに、お茶大附属では、男子は中学校までしか進学できませんが、悠仁さまが望めば高校を共学化するのではという噂が絶えません」

 そのような悠仁さま中心に学校の制度が変わっていくことに、心穏やかではない保護者もいるようなのだ。そんな周囲へ配慮するためか、紀子さまは幼稚園のころから行事などに積極的にご参加。PTAの委員も務めるなど、ほかの保護者が驚くほど心をくだかれてきた。

「その最たるものは、入学式などを除いて、運動会や遠足などの学校行事の取材設定を一切シャットアウトしてきたことだと思います」

 と言うのは宮内庁関係者。学習院であればもともとは皇族のための学校なので皇族と同級になり、取材の写真や映像に写りこむ心づもりもあるが、お茶大附属の児童や保護者は不慣れという背景を考慮してだという。

 ただ、そんなお気遣いが裏目に出たというお茶大関係者もいる。

「入場者の制限が厳しくなり警備が厳戒になったり雰囲気が以前とは変わってしまい、これだったら取材を受けたほうが……という声も保護者から上がりました」

 そんな中、5月下旬に運動会の動向が注目されていたが、ある秋篠宮家関係者が打ち明ける。

「実は5月に入ったころに、運動会の一部をメディアに公開することが決まったそうです。

異例のご決断だと思います」

 いじめ問題と関連があるのか気になるところだが、皇室を長年取材する文化学園大学客員教授でジャーナリストの渡辺みどりさんは、紀子さまの“心変わり”をこう説明する。

「愛子さまの不登校問題がまだ記憶に新しい中で、今回の悠仁さまのいじめ騒動が持ち上がったので心配している国民もいるはずです。運動会をメディアに公開するのであれば、そういった懸念を払拭する意図があるのかもしれません」

 2013年のかけっこでは残念ながらビリだった悠仁さま。紀子さまの機転は功を奏するだろうか――。