マッサン効果で、ニッカウヰスキー『竹鶴』などは生産が一時追いつかなくなるほどの売れ行きだそう。朝ドラ好きなら、ウイスキーのことも知っておかないと。というわけで早速、プロに聞いてみました。

「スコッチとバーボンは、そのウイスキーがつくられた産地を指しています。スコッチはスコットランド、バーボンはアメリカ・ケンタッキー州のバーボン郡。この2つにアイリッシュ、カナディアン、ジャパニーズを加えて、世界5大ウイスキーと言われています」

 と話すのは、バー評論家のたまさぶろさん。味に違いはあるの?

「原材料が違うので、味もまったく違います。スコッチは大麦、バーボンはとうもろこし。1度飲んで、その違いを味わってみてください」

 ここで、マッサン好きが語りたくなるトリビアを。

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「スコッチウイスキーのスペルは“whisky”、バーボンウイスキーは“whiskey”と“e”が入ります。商品のスペルを見れば、そのウイスキーの源流がわかるのです。ニッカウヰスキーのスペルは、竹鶴さんがスコットランドで製造技術を学んだので“e”は入っていません」

 ちなみに、カタカナで書く時は「ウイスキー」と「ウィスキー」のどっち? 英語の発音は「ウィスキー」に近いが、日本の酒税法では「ウイスキー」に統一されています。