昨年末に成人を迎え、とうに「祝杯」をあげられたものだと思っていた佳子さま。ところが、アルコールの味を知らないというご発言があった。しかし、秋篠宮家のみならず、皇室には“酒豪”が勢ぞろいなのだ宮内庁OBで皇室ジャーナリストの山下晋司さんが明かしてくれた。

「姉の眞子内親王殿下は未成年で"飲酒疑惑"を報じられたことがあるので、成人したとはいえ佳子内親王殿下も人前での飲酒には気をつけられるでしょうね」

 ’10 年11月に一部週刊誌で、当時ICU1年生で19歳だった眞子さまが、学園祭後の居酒屋での打ち上げで、飲酒して顔を真っ赤にされていたと報じられたことも。

 しかしその後、一部の宮内庁関係者に「あの時は、ウーロン茶を飲んでいたのに本当に悔しい思いをしました」と強い調子で否定されたことを本誌でも報じたことがある。

「ただ、’11 年10月の眞子さまの20歳のお誕生日ごろ、インターネット上に、所属されていたスキー部のプライベート写真が流出。合宿先なのか、テーブルに缶チューハイが置かれている部屋で眞子さまが友達とポーズをとられている写真もありました」(宮内庁担当記者)

 ご両親や天皇ご一家のお酒との関わりを見ると、やはり佳子さまも"イケる口"かもしれない。

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’13年12月の天皇誕生日『宴会の儀』。宮中儀式では飲酒の文化が多く残る

「天皇・皇后両陛下の東宮時代、東宮御所では、浩宮(皇太子)殿下や礼宮(秋篠宮)殿下も参加し、和気あいあいと職員と飲み会をしていました」

 そう明かすのは、冒頭の山下さん。陛下(81)はたしなむ程度で、美智子さま(80)は日本酒がお好きだとも言われているが、お子さまたちのほうが"イケる口"だ。

「皇太子殿下は焼酎の『百年の孤独』がお好きだとされ、"ザル"と呼ばれるほどお酒には強く、いくら召し上がっても全く乱れることはないと言われています。秋篠宮殿下はタイ産で独特のクセがあるメコン・ウイスキーがお好きで、現在はわかりませんが、お若いころは飲みすぎて、よく酔ってしまわれていたようです。昭和天皇が1滴もお飲みにならなかったので、皇后陛下のご実家である正田家はお酒に強い家系なのかもしれないね、と言う人もいました」(山下さん)

 独特の香りとコクがあるお酒を飲まれている秋篠宮さまを身近で見ていれば、眞子さま佳子さまもお酒に興味を持たれるかもしれない。

 一方で、母親の紀子さまのお酒との関係は─。

紀子さまも、それなりに飲まれるようです。学生時代は、秋篠宮さまが立ち上げた『自然文化研究会』で活動していて、コンパ(飲み会)もよくありましたから、そういう場で慣れていったようです。

 秋篠宮さまがたくさん召し上がることは有名なので、眞子さま佳子さまもアルコールに弱いということはないと思います」

 そもそも皇室とお酒は切っても切れない関係にある。宮中の儀式、園遊会では日本酒が出されるので、酒造メーカーが"宮内庁御用達"として昔から皇室に酒を納めている。

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天皇誕生日の『茶会の儀』でのご乾杯。紀子さまと眞子さまはオレンジジュース

 国賓の宮中晩餐や公賓の午餐で出されるフランス料理にワインは欠かせないので、’98年には約4000本を保存するセラーも皇居・宮殿の地下に造られた。

「天皇ご一家は、お酒好きな方が多く、飲めない方は少数派だと思います」

 そう話すのは宮内庁関係者。

「"ヒゲの殿下"こと故・寛仁さまは、度が過ぎて自ら『アルコール依存症』であることを告白されています。高円宮家はみなさんお強いです。故・高円宮さまは日本酒が大好きでしたし、久子さまもお強いです。長女の承子さまは昨年、深夜のコンビニで缶チューハイを購入されている場面が週刊誌に掲載されました」(同)