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 東京五輪が開催される2020年には、訪日外国人観光客数2000万人を目指すと公言している日本政府。増加する外国人観光客をガッカリさせないためにも、われわれ日本人も変わらなきゃいけないところがあると感じている人も少なくないようだ。

「先進国にもかかわらず英語を理解できる人が少ないのは恥ずかしい。先日、外国人の友達に話を聞いたのですが、タクシーの運転手に六本木に行ってくれと頼んだら、渋谷で降ろされてア然としたとか。英語を聞き取れないにしても、理解できないからと、さじを投げるような行為はやめてほしい」(30代・女性)

「意外に知られていないのが、日本のWi-Fi環境の低レベルさ! タイやマレーシアですらカフェやお店に入れば、Wi-Fiが飛んでいる快適なネット環境が多いのに、日本は少なすぎ! 外国人観光客もこの点に関しては、“ヒドイ”と嘆いています」(20代・女性)

 ケータイ市場をはじめ、“ガラパゴス化”なんて揶揄されるほど、日本は独自の方向で高機能化、サービス化した分野も多いだけに、外国人がその特異性に面食らうのも納得。

「いまだに外国人と見るや及び腰になる人が多いのが情けない。コミュニケーションがとれず、困ったらへらへらと笑ってごまかす。いい加減、外国人への苦手意識をなんとかしません?」(40代・男性)

 堂々と外国人と向き合う姿勢は何よりも大切。

「“おもてなし”って聞こえはいいけど、単に気を遣いすぎているだけでは? 過度に優しく振る舞うと、普通の態度の日本人に対して反動がきそうでイヤですね。外国人から“あいつの態度は日本的じゃない”とか言われた日には、はらわたが煮えくり返ると思う」(40代・女性)

 一方で、外国人のみなさんからはこんな意見が。

「“カワイイ、スゴイ、おいしい”が多すぎて、若い人のボキャブラリーのなさに驚く。自分の考えがないのかな?」(30代・ドイツ人男性)

「箸使えるの? 納豆食べるの? と聞いてくるのはやめてほしい。あなたがアメリカに行って、白人から“ナイフとフォーク使えますか?”って聞かれたら不快でしょう?」(40代・アメリカ人女性)

 最後に身につまされるこの声を。

「礼儀正しさや配慮が、日本だけのものと思ったら大間違い。どの国にも献身さや優しさはあります。むしろ、他者を気にしない日本の歩道のマナーなどは最低レベル。オリンピックは日本の精神性を再考するよい機会。もっと生かしてほしい」(50代・女性)