10月には福島訪問も決まり、1日2度のお出ましもあるという皇太子妃雅子さまの近況。長期療養を発表してから12年ほど。”本格復帰”も間近ともささやかれているが……。

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「雅子さまは、長期療養が始まってから12年近くがたち、ちょうど愛子さまも手を離れてきたところで、体調が安定してきたのではないでしょうか」

 と話すのは、皇室を長年取材するジャーナリストで文化学園大学客員教授の渡辺みどりさん。

 学習院初等科2年生の終わりに一時、不登校ぎみになった愛子さまは、昨年の女子中等科進学後も不規則な登校が続く時期があった。

「愛子さまはこの夏休み中には、臨海学校で苦手な遠泳で3キロを泳ぎきり、戦後70年関連の展示会にもお出ましになりました。そんな成長ぶりに雅子さまも安心し、子育てへの不安もなくなったと思います」(渡辺さん)

 9月26日に行われた運動会でも、愛子さまは昨年とは違う表情を見せられた。

「去年の愛子さまは応援にも身が入っていない様子でしたが、今年は席に座る暇もないほど友達と大きな声を出されていました」(学習院関係者)

 愛子さまの成長を別の面から語るのは、ある皇室記者。

「今までの愛子さまは人前に出ると恥ずかしがり、写真の撮影をされることがお好きではないようでしたが、夏ごろから目を見張るような変化がありました。7月に皇太子ご夫妻が皇居の両陛下のもとに、トンガ訪問後の挨拶に行かれたときのことです。愛子さまは後から合流されたのですが、そのときに半蔵門で待つ人たちに、ワンボックスカーの座席からわざわざ身体を起こして車窓から手を振ってくださったんです。昭和館見学の帰りにも、車のリアウインドーのカーテン越しに、後ろ向きになりながらも、お手振りをしていました」

 須崎ご静養の際に伊豆急下田駅では、体調不良で「今回が最後のお出迎え」と言うお年寄りに、「どうぞお元気で」と、いたわりの言葉もかけられた愛子さま。

 8月に那須ご静養に出発されるときの東京駅での様子を、ある皇室ファンが振り返る。

「ご一家が、新幹線で出発されるときのことです。今までは、出発ぎりぎりに乗車することが多かったのですが今回、ご一家は余裕を持って席につかれ発車までの間、愛子さまは窓越しにニコニコと挨拶をしてくれ撮影に応じられていました」

 若者の間では、相手が感動するほど行き届いた対応をすることを「神対応」と呼ぶが、そんな挨拶ができるほど成長した愛子さまに、雅子さまは背中を押されたのだろう。