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 9月にスタートした高田純次が出演する『じゅん散歩』(テレビ朝日系)が好評だ。故・地井武男さんの『ちい散歩』、加山雄三の『ゆうゆう散歩』の後を継いだ同番組。ロケには定評のある高田だけに、ネットでも「面白い!」という意見が多く見られる。

「これまでこの散歩シリーズの視聴率は3%程度でしたが、高田さんに代わってから4%前後をキープ。視聴率的にも好調です」(テレビ朝日関係者)

 この番組のほかにも、有吉弘行の『正直さんぽ』(フジテレビ系)、『モヤモヤさまぁ~ず2』(テレビ東京系)、『ブラタモリ』(NHK)などが人気を集め、散歩番組ブームといっても過言ではない。

 また太川陽介×蛭子能収の『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』(テレビ東京系)、徳光和夫の『路線バスで寄り道の旅』(テレビ朝日系)など、バス旅も人気を博している。

 散歩&バス旅人気の背景をバラエティー番組スタッフはこう語る。

「最近は豪華なゲストを呼んで行うひな壇系のトーク番組や作り込んだバラエティーよりも、リアリティのある番組が人気です。さらに散歩&バス旅番組は予算も抑えられる上、景色も変わるので見ていて飽きないとあり、企画が通りやすいですね」

 ガチンコで行う『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』同様、ほとんどの散歩&バス旅は台本があってないようなものだという。

「スタート地点とゴールだけ決めて、ルートや寄る場所は出演者に委ねています。大まかなルートは事前に調べているので、寄ると思われるエリアの店には事前に“×月×月にこういう番組のロケをするので、寄るかもしれません”というアポは取りますが、寄らないことも多い。むしろアポを取っていない店に寄ることも多く、当日の許可取りが大変(笑)」(旅番組スタッフ)

 しかし台本通りにやるよりも、出演者の好きにさせたほうが好評だという。

「実は某番組は最初のほうは台本通りにやっていたのですが、あまり話題になりませんでしたね。途中から出演者に好きなようにさせたら、視聴率もアップ。最近の視聴者は目が肥えているので、仕込みかリアルか敏感に感じ取っているんだと思います。だからこういうガチンコ系番組は今後増えると思いますよ」(前出の旅番組スタッフ)