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 『相棒season14』(テレビ朝日系)の最終回で、法務省からの出向だった4代目相棒の冠城亘が警視庁に移籍。これで次回作も反町隆史が続投決定……かと思ったら、違うようだ。

「反町さんは、今回限りで卒業となるようですね。もともと事務所も“1シーズン限定”という条件つきで受けたとか。視聴率がとれなかったからとかいう話ではありませんよ」(制作会社関係者)

 全20回の平均視聴率は14.9%で、確かに悪くない数字。評判も高かっただけに卒業は残念だけど、約束なら仕方がない。10月からは『シーズン15』が始まるはずだが、今度の相棒は誰になる?

「最有力候補として挙がっているのは、仲間由紀恵さんです。もともと彼女は、成宮寛貴さんの後を継ぐ4代目相棒候補として名前が出ていた役者さんのひとりでした」(前出・制作会社関係者)

 仲間は『シーズン13』で子持ちの警視庁広報課長としてゲスト出演していて、初の女性相棒を期待する声も多かった。『週刊女性』で“次の相棒は誰?”というアンケートをとったときも、堂々の第1位だった。

「『相棒』ファンは圧倒的に女性が多く、同性からも支持されている仲間さんは適役です。実際、彼女が出演した回は高視聴率でしたからね。同じテレ朝の人気ドラマ『トリック』が終わりましたから、功労者の仲間さんに新たな見せ場を作るという意味もあります」(テレビ誌ライター)

 『シーズン14』で仲間の起用が見送られたのは、スケジュールの問題からだった。

「昨年は森光子さんのライフワークだった舞台『放浪記』を彼女が引き継ぐことが決まっていました。『相棒』は毎年9月から翌3月にかけて撮影するんですが、『放浪記』は10月から'16年1月まで続きました。稽古期間も考えると、並行して撮影をするのは無理でした」(舞台関係者)

 ならば今年も条件は同じのようだが、実は『放浪記』は毎年上演するというものではないのだという。

「また機会があれば上演するというスタンスで、次がいつになるのかは決まっていません。今年の開催はないはずですよ」(前出・舞台関係者)

 そこで、テレビ朝日に問い合わせてみた。

「特にお答えできることはございません」

 仲間の所属事務所にも聞いてみた。

「そのようなお話はいただいておりません」

 しかし、スケジュールさえクリアになれば、彼女の相棒就任に障害はない。

「『相棒』は社会性を盛り込むドラマ。女性の社会進出が当たり前なのに女性相棒がいなかったことのほうが不自然です。高視聴率とはいえ、前シーズンよりは下がっていますし、話題性のある仲間さんを起用するのはテレ朝としてもメリットが大きいですよ」(前出・テレビ誌ライター)