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 波瑠、土屋太鳳、シャーロット・ケイト・フォックス……と朝ドラヒロイン出身者が顔をそろえた春ドラマ。朝ドラヒロインはブレイクへの近道だが、それは男性俳優も同じようだ。

「新人俳優の担当マネージャーの合言葉は“まずは特撮、次に朝ドラ”です。実は毎年、『仮面ライダー』と『戦隊ヒーロー』シリーズは同時期にオーディションを行うんですよ。それでいちばん良かった子が『仮面ライダー』の主人公、その次に良かった子が戦隊のレッド……というふうに役柄をいただけるんです」(芸能プロマネージャー)

 特撮ドラマはちびっ子だけでなく、ママ層の人気も獲得できるため、知名度を高める絶好のチャンス。戦隊モノの放送とヒーローショーなどの拘束期間が終われば、真っ先に朝ドラのオーディションを受けるという。

「全国で流れる朝ドラは脇役でもレギュラー出演すれば、幅広い層に名前を覚えてもらえるので、この2つを制覇すればブレイク間違いナシだと業界で言われています」(前出のマネージャー)

 その王道コースでブレイクしたのが、10年『侍戦隊シンケンジャー』→12年『梅ちゃん先生』出演の松坂桃李、12年『仮面ライダーフォーゼ』→13年『あまちゃん』出演の福士蒼汰

「菅田将暉さんなど特撮出身で活躍している人は多いですが、朝ドラまで制覇するのは至難の業。それだけに両方に出演して一線で活躍している松坂さん、福士さんは新人俳優にとって憧れの存在ですね」(前出のマネージャー)