しかし亀山さんは、子どもを結婚の手段にすることはよくあることだと話す。

「50代の私たち世代では意外とある話でした。避妊具に穴をあけた人もいますし(笑)。彼氏が煮え切らない場合、作戦としてできちゃった婚に持ち込む人は多かった。広末さんも、事務所を説得するのに一番いい方法を取ったのでしょう」

 子どもの気持ちについてはどう考えればいいのだろう。

「子どもが小さいときは、“そうまでしてお父さんとお母さんは結婚したかったんだよ”って言えばいいんです。広末さんは芸能人なのでイメージもあるでしょうけど」(亀山さん)

 街頭でも、彼女の決断にエールを送る声があった。

「子どもを産むのは大変だけど素敵なこと。1人でも多くの人に祝福してほしかったのでは。子どもに愛情を注いであげてほしいですね」(20代)

 親が言ってはいけない言葉はひとつだと亀山さん。

「“あなたを産むんじゃなかった”だけはダメ。あなたを産んでよかったと伝えてさえいれば、あとはどうってことないと思う。親子の信頼関係ができていれば、他人が口を出すことではありません」