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 52年の歴史に幕を閉じた昼ドラ。東京・新宿二丁目を中心に活躍する、ドラァグクイーンで女装ホステスのドリュー・バリネコさんは、魅力をこう語る。

「韓流ドラマよろしく、昼ドラはかつての大映ドラマのような“やりすぎ感”“わかりやすさ”が最大の魅力で、昭和生まれの主婦の最高の受け皿だったと思う」

 昼ドラは芸能人再生工場だったとも。

「私の大好きな『愛の嵐』の主演を務めた高木美保さんのように昼ドラをきっかけにブレイクした人も多い。昨今はちょっと落ち目の芸能人が、昼ドラ出演を機に輝きを取り戻す再生工場としての役割もあったわけ。2つの受け皿がなくなるとともに、演者の魅力を“これでもか!”ってほど伝えるドラマがなくなるのは悲しいわ」

 昼ドラの終了を本当に残念がる。

「私は、昼ドラこそベッキーの復帰の舞台にふさわしかったと思うの。酸いも甘いも噛み分けた芸能人こそ昼ドラで光り輝く! 非現実的だけど親近感やカタルシスがある世界……そんな唯一無二のドラマ枠をなくしてしまうなんて本当にもったいない!」