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 自治体からして自虐PRをする時代。今回は47都道府県のイタタタな県民性を調査した。

【北海道】面積はでっかいど~! 心はちっちゃいど~!

 お隣さんは10km先、行きつけのスーパーは30km先、日本最大の距離感をもつ北海道民。北海道はとんでもなく広い。函館から札幌までがJRなら320km、東京から新潟までの距離だ。こんな広大な土地に住んでいるんだからさぞ懐の広い県民性かと思いきや、男性は気が小さい。

 「北海道はでっかいどう」なんて雄大なコピーがツラかった。一方、女性は気が強い。開拓時代から男性と対等に働いてきた歴史があるからだ。パッと見は色白美人が多いのも特徴。

【青森県】日本一寿命が短い原因は……ガンコな性格?

 日本でいちばん寿命が短い青森県民。健康面では数々のワースト記録がつらなる。原因は喫煙率の高さとガンコな性格か。昔から仲が悪かった東西は今でもバッチバチ。弘前(西部)と八戸(東部)は、歴史的に分かれていたため言葉や文化が異なる。

 全国に知られる祭りも、弘前では「弘前ねぷた」、青森では「青森ねぶた」という。女性は気難しそうに見えて実はロマンチスト。男性に比べて活発で度量も広く、姉御肌だがダメンズ好きも多い。

【岩手県】「わんこそば」はせっかちすぎて食べられない!

 次から次へと盛られる岩手名物「わんこそば」。県民はどれだけせっかちなのかと思いきや、わんこそばを好んで食べる県民はあまりいない。わんこそばは県民のおもてなし精神からくる観光用イベントで始めたもの。

 すでにご当地名物となっているが、おっとり型の県民に向かないのだ。女性は落ち着いているので、若い時から老けて見られる。ファッションや流行には関心が薄いが、沿岸部は気さくでミーハー。経済観念もいまひとつ。

◎お話を伺ったのは矢野新一先生

(株)ナンバーワン戦力研究所所長。県民性研究の第一人者で“県民性博士”。県民性に関する著書は20冊を数える。マーケティング販売戦略に関しても第一人者であり、地域戦略やランチェスター戦略に関しての著書も多い。