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 竹野内豊と松雪泰子が、元夫婦のライバル弁護士を演じる“法務&ホーム”ドラマ『グッドパートナー 無敵の弁護士』(テレビ朝日系・木曜夜9時~)。その2人とそれぞれ組むアソシエイト弁護士役で出演する賀来賢人と山崎育三郎のスペシャル対談で、ドラマの裏側を語ってもらった。

賀来 僕は咲坂先生(竹野内豊)のアソシエイト弁護士の熱海優作役。一見、何も考えてなさそうだけど、意外に真理をついたりする男です!

山崎 僕が演じる赤星元、通称「レッド」は、夏目先生(松雪泰子)のアソシエイト弁護士。今のところ、ただのカッコつけマンにしか見えてないと思うけど(笑)、そろそろ赤星の本音も見えてきますよ。

賀来 弁護士が主人公のドラマでしょ。撮影前に勉強しておいたほうがいいかなと思って六法全書を開いてみたけど、すぐ閉じちゃった。難しすぎるんだもん!

山崎 わかる(笑)。台本や撮影を監修してくださる弁護士の方から、法律の知識や弁護士の立ち居振る舞いなどを学ぶことも多いね。

賀来 この作品は難しい法律の話だけじゃないのがポイント。人間味があって、泥臭いところもあるんですよね。“異議あり!”とかいう裁判のシーンばかりじゃないから、見ている人も新鮮に感じると思うな。

山崎 法律用語のセリフを覚えるのに苦労しない?

賀来 それは大丈夫だけど、難しいのは、「咲坂先生」。早口で言うと噛みそうになる。出てくる頻度も高いから、いちばん苦戦している(笑)。

山崎 咲坂先生、恐るべし(笑)。ライバル同士の咲坂先生と夏目先生の痴話ゲンカは毎話あって、見どころになっているね。

賀来 2人は結局どうなるのかな? 元サヤもいいけど、熱海としては今のままでいてほしい。あの関係性が愛おしく感じるから。

山崎 レッド的にはどっちでもいいや(笑)。2人が穏やかでいてさえくれれば。

賀来 ケンカして機嫌が悪いと、夏目先生は赤星に八つ当たりするもんね。

山崎 そういうこと! 後半は、熱海と赤星の関係性にも注目してほしい。

賀来 今まで接点がなかった2人だけど、行動をともにして、対立することもあるからね。

山崎 赤星が「レッド」にちなんで、ネクタイや靴下、チーフなどに必ず赤いものを身につけているのは隠し見どころです(笑)。

■竹野内の人間力で和やかな撮影現場

賀来 撮影が後半に入って、現場はますますチームワークがよくなってきたね。

山崎 だね。かっくん(賀来の愛称)や僕みたいに若い世代もリラックスして前向きな気持ちでいられる。

賀来 座長の竹野内さんの人間力のおかげだと思う。穏やかでやさしい空気を持った方だから、現場の雰囲気が和やかですよね。

山崎 夏目先生は颯爽としたキャリアウーマンだけど、松雪さんはすごく気さくでやさしい方。ミュージカルが好きだそうで、僕の舞台の話を聞いてくれたりして、コミュニケーションをとっているよ。

賀来 育三郎君とは初共演だけど、撮影の合間もよく話すよね。

山崎 同世代だけど、お互いに昭和っぽいところがあるから話が合う(笑)。

賀来 昭和っぽいって……。

山崎 いい意味で古めかしいところがある。昭和歌謡も好きでしょ?

賀来 まあ、持ち歌は『銀座の恋の物語』ですけど。

山崎 演技に向き合う姿勢も、昭和のまじめさがあるかっくんから学ぶことも多いよ。僕はミュージカルの舞台出身で、お客様のいない撮影現場の雰囲気にまだ慣れていない部分があるから。

賀来 僕はこの先の人生のこととか、育三郎君に聞いてもらっているよね。

山崎 おしゃべりもドラマもこの先の展開が楽しみ!

 第5話(5月19日放送)は、病院で起きたセクハラ問題。

賀来 個性的な登場人物の素顔がどんどん見えてきてクスッと笑えるポイントも増えてきますよ。

山崎 弁護士ドラマだけどホームコメディーの部分もあります。これから見ても間に合いますから、お楽しみに!