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 毎日たくさんの番組が放送されているテレビ。スタジオを飛び出して、私たちの知っている場所で撮影が行われることも。そんなロケにツキモノの、たくさんの“あるある”ネタを紹介。

■お弁当のランクに変化

 ロケのテッパンあるあるといえば、ロケ弁当だけど……。

「最近のドラマロケは予算の関係で質素な弁当が多く、演者もスタッフもテンションは低め。一方、バラエティーロケは拘束時間のわりに、お弁当は豪華なときが多い。そのため弁当を持って帰る若手も多いです」(芸能プロ関係者)

■うれしいお弁当はアレ

 弁当と同様に期待されるのが、キャストからの差し入れ。

「やはりみんなが喜ぶのが叙々苑の『焼き肉弁当』。現場の士気は格段に上がりますね」(制作会社関係者)

 “役者の差し入れによって事務所の裁量がわかる”とまで言われており、差し入れが持つ意味合いは大きい。

■流行りはキッチンカー

「最近では、お店の味をそのまま楽しめるよう、キッチンカーを差し入れる方が増えました。できたてが提供されるので、みなさん大喜びです。チュロスやアイス、コーヒーなど軽食が多いですね。映画のロケでよく見かけます」(制作会社関係者)

■特別仕様の大きな〇〇

 今の時期の必須アイテムといえば、日傘。

「一般の人が使う折りたたみタイプではなくパラソル並みに大きい銀色の日傘を使います。遮光性もバツグンに高く、特に女優さんたちの撮影にカットがかかると、終わった瞬間にスタッフが駆け寄ります」(制作会社関係者)

■“本物”のエキストラ

 駅などの公共の場を使う撮影は、人の少ない早朝撮影が鉄則だが、新宿などの大規模な駅は、話は別だそう。

「早朝でも人がいますからね。エキストラ以外にも通勤・通学の人や朝まで飲んだ酔っ払いが映ることも。若手俳優にヤジを飛ばしたり、絡まれることもあります」(舞台俳優)

■売り物は取り扱い注意

 「買い物のシーンは、お店の閉店後に店自体を貸し切って行います。細心の注意を払っていても、お肉のパックを上げ下ろししているうちに包装が破けたり卵が割れたり。カゴの中に生魚を入れて撮影し続けたときは、商品をダメにしてしまい、スーパーの方に怒られました」(現場AD)

■昼を夜に変える魔法!?

 役者やお店の都合によっては、夜のシーンを昼に撮影しなくてはいけないことも。

「時間の制約がある以上、昼を夜に変えるしかありません(笑)。居酒屋では窓ガラスに真っ黒い画用紙を貼って光を遮断し、夜に見せることも。窓がないお店を選ぶのも方法のひとつです」(現場AD)

■撮影が楽になる虎の巻

「ロケでは撮影するお店や商店街などの許可は基本中のキホン。そんなときのためにあるのが、取材OKの店舗リスト。限られた時間しかないので、過去に取材許可をもらえたところにお願いすることが多いのです」(現場AD)

■旅行気分の宿泊ロケ

「CM撮影のとき、たくさんの若者が集められました。バスで海まで移動し、水着に着替えてリハーサル。撮影は翌日なので、その後は自由時間でした。民宿に泊まって女性をナンパしたり、男同士で大浴場に連れ立って行ったりと、修学旅行のようでしたね」(エキストラに参加した男性)

■行列が致命的な証拠に

 バラエティー番組で飲食店ロケをする際は、店外の行列も撮影するのだが……。

「行列を撮っていたら“顔は絶対に映さないで!”と血相を変えた男性が。実は、不倫や浮気をしている男女が映り込んでいることがあるのです。放送で奥さんにバレた人も多いそうです」(現場AD)