「民家の倒壊のデータでいうと、1000人以上亡くなったという大きな被害があったのは隅田川の東側、本所吾妻橋のあたり、深川、両国、本所、それから上野、浅草の北側のあたり、つまり現在の江東区、墨田区、台東区などです」

 他にも氏は、墨田区近くの深川、千束池のあった浅草、不忍池のある上野、後楽園、竹橋、神保町、水道橋が地震に弱い地域と推測しており、利根川の氾濫、液状化の危険性も指摘している。

 また、名古屋大学大学院教授の福和伸夫氏はバス停や古い地名で公園名に残る古い地名から”安心な場所”、”地盤が弱いと思える場所”を選別する方法を提唱している。これは専門家ではない我々も充分に活用できる方法である。

 具体的に述べていこう。安心な場所と思える地名は、「山、岳、峰、尾、根、岡、丘、台、坂上、坂、段、高、上、森、林」であり、軟弱な地盤であると思える場所は、「窪、凹、坂下、谷、沢、低、下、川、河、江、瀬、海、塩、磯、浦、湾、浜、州、淵、堤、橋、船、湖、泉、井、波、水、浅、葦、鴨、貝、亀野、原、代、稲、新開」であるという。

 さらに幕府が埋め立てた、四ツ谷、市ヶ谷、溜池、月島、豊洲、品川も危険なエリアであると指摘している。