2016年7月11日、都知事選出馬を断念することを発表した石田純一

 見事、東京都知事選で当選を果たした小池百合子氏。今回の都知事選では、野党統一候補の条件つきで立候補を表明した石田純一氏の言動も大きな話題に。

 出演番組やCMの差し替えによる違約金問題などもあって立候補を断念し、投開票が終わるまで謹慎状態だったが、8月3日にテレビ復帰した。

 突発的で無計画に見える石田氏の行動の裏には何があったのか、気になるところ。高須クリニックの高須院長に話を聞いた。

――石田さんが立候補する思惑はなんだったんでしょう?

高須「思惑なんかないんじゃない? 思惑があるとしたら、エンターテインメントで、芸人魂でね、“ちょっと面白いことをやって注目させてやろうというじゃないか”というのはあるかもしれないけど。

 でも芸人魂でやるんだとすると、ちゃんとした政治活動はできなかったわけだから、シャレでやるぐらいのことだと思うけど」

――2015年にSEALDsなどが主催した安保法案反対デモでの「戦争は文化ではない」という発言もあって、政治に興味があるのかと思いましたが。

高須「あれはサービスですよ(笑)。思ってたよりSEALDsのみなさんが声援してくれたから、“この人たちが全員僕のこと応援してくれるんだったら…”って思ったんじゃない」

――サービス精神の延長上にある立候補だったんですかね?

高須「それだったらしっかりしてるけど、本気で国政に参加しようとしてたら、僕が恐れていた症状と同じじゃない」

――恐れていた症状というと?

高須「僕が尊敬していた立派な方たちって、晩年に政治家を志して、今まで積み上げてきたものがなくなって、評価が180度変わっちゃった人たちが多いから。たとえば黒川紀章さんとかね。

 横山ノックちゃんとかも仲よかったけど、大阪府知事にならなければね、面白い芸人で歴史に残ってたと思うな。多いですよ、政治家になろうとする、あるいはなったときにスキャンダルが噴出して、何もかも失う人。

 若いときから政治家を志すならいいよ。でも年をとってからは、当人が政治家になるんじゃなくて、政治家を動かす側の人になるほうが絶対いいもん。本当にバカみたい(笑)。

 還暦過ぎてからさ、新人で立候補してどうするの。どんなことがあったって総理を狙えることはありえないんだもん」

――石田さんをよく知るテレビ関係者によると、「男の更年期なんじゃないか」と言う人もいるそうで。

高須「みんな男は60過ぎれば更年期ですよ(笑)。ホルモン失調が起こるから。だいたいの人は症状を承知して、うまくコントロールしてるんですよ。それを忘れると、年甲斐もないことを起こす」

――今回の石田さんは、更年期の症状に当てはまりますか?

高須「会ってみなきゃわかんないけど、可能性は高いかもね。男性の更年期で一番多いのはね、勃起不全ね。疲れやすいという易性疲労、記憶力の低下、判断力の間違いね。

 それから、頑固になってひとりよがりになる。他人の意見を取り入れずに自分の意見を押し通そうとするね。それって僕のことですよ!(笑笑)。そんな人が政治家を志してどうするの?」

――実は、石田さんが「まだあきらめられない、10月の小池さんの衆議院補欠選に出たい」と言っていたという未確認情報もあるんです。立候補したら当選すると思いますか?

高須「う〜ん、絶対に落ちると思うなあ。本当に出るんだったら“危なくなってる”んだと思うな。出馬されるのであれば、認知症の簡単なテストをして、クリアしてからのほうがいいんじゃない(笑)。今回の都知事選の某候補者みたいになる恐れがあるからね(笑)」

<プロフィール>
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。脂肪吸引手術など世界の最新美容外 科技術を日本に数多く紹介。金色有功章、紺綬褒章を受章。『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)。高須院長Twitterアカウント@yes_jinsei