1年365日(うるう年は366日)あるなかで、たった1日。自分と同じ誕生日の人に出会ったときには、独特の親近感がわくもの。「私、綾瀬はるかと同じ誕生日なんだ♪」から「誕生日が舛添要一と同じかぁ」まで、有名人の誕生日も会話の“あるある”。

 週刊女性では、厚生労働省による人口動態調査をもとに、出生に関する最新データ10年分(1995年~2014年)を徹底リサーチ。日付ごとの出生数をカウントし、その人数で順位づけした(全日付のランキングは週刊女性9月6日号に掲載)。

 結果、いちばん生まれた人の多い誕生日が判明!

 それは……12月25日のクリスマスで、7万1183人が生まれていた。

 反対に366位は、やはり4年に1度しかない2月29日。実質的に生まれた人が“最も少ない日”といえる365位は、1月1日の元旦だった。その数は4万3006人で、1位の半分強という少なさ。

 

 レア誕生日(357位~366位)を見ると、祝日&正月三が日だらけ! 逆にメジャー誕生日(1~10位)に注目すると、祝日や大型連休の直前・直後に当たる日がズラリと並ぶ形となった。

 このからくりを、医学ジャーナリストの植田美津恵さんはこう分析する。

「如実なデータですよね。正月や祝日のほか、年度末などの境目は出産を避ける傾向があるようです」

 それは、帝王切開手術をする日を選んだり、陣痛促進剤を使ったりして、出産する日を調整するっていうこと?

「陣痛促進剤の使用は、もちろん危険のない範囲内。あまり使わないほうがいいという意見もありますが、病院と妊婦さん双方の都合による計画分娩は、場合によっては必要となります。病院側の事情としては、平日と比べて祝日はどうしてもスタッフが足りなくなりますし。産む側としても、スタッフが充実しているときのほうが安心ですから。あとは、家庭の事情……例えば、ダンナさんが立ち会える日に産みたいケースにも適応されますね」

 日本人の誕生日の多い順には、こんな納得の理由があった。