お休み中にも、養蚕や製糸業に関連する施設を訪問される美智子さまについて、

「休養中もただ休むだけではなく、テーマを設けられているのが美智子さま流の静養の仕方だからだと思います」

 と話すのは、皇室を長年取材するジャーナリストで、文化学園大学教授の渡辺みどりさん。

手を振って挨拶をされる美智子さま
手を振って挨拶をされる美智子さま
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「特に養蚕は、明治から歴代の皇后が大切にしてきた専門分野で、美智子さまは純国産の繭『小石丸』を温度管理にも気をつけながら大切に育てられてきました。

 そんな養蚕や生糸の関連施設が静養先近くにあれば、立ち寄りお勉強され、関係者を励ましたいお気持ちがあるのだと思います」(渡辺さん)

 公式日程以外にも、美智子さまは“休養”に専念されていたわけではなかった。

 21日の日曜日に、陛下と出会ったテニスコートに立ち寄り、15分ほど見学されていた美智子さま

「23日に旧製糸場を視察した後、午後3時ごろから軽井沢会のコートでテニスをプレーする予定だったようですが、雨で中止になりました」(近所の住人)

 その後、午後5時ごろに美智子さま陛下と町内の別荘地に滞在していた美智子さまの知人のもとをお訪ねに。

 翌24日も朝からあいにくの天候だったが、午後5時ごろに美智子さまがおひとりで向かわれた先は、『富士ゼロックス軽井沢倶楽部』という保養施設。