生活費が足りないから毎月仕送りをしていいかどうかを悩むよりも、息子さんがこれから先、仕事とどう向き合っていくかを親子で考えるのが先決です。その上で仕送りについてどうするかを考えてはどうでしょう。

 23歳の遊び盛り、おつき合いもある年頃です。手取り10万で生活はできませんよ。わたしは、生活が苦しすぎて、高金利のところからお金を借りて大変なことになった若者の相談にもたくさん乗ってきました。神さまはこうおっしゃいます。

「いくら成人したとはいえ、子どもが家庭を持つまでは精神的、経済的に支えてあげるのが親の務め」

 事情があってそれができないのならまた別の話ですが、あなた方ご夫婦が経済的援助ができるなら支えてあげるほうがいいのです。

 ただし、やみくもに足りないお金を援助するというのではなく、あくまでも息子さんが嬉々として取り組める生業を掴むまでの援助だという認識を親子で共有することが条件です。

 それから、買ってあげた中古車がよく故障するのが神さまからのサインかどうかということについてですが、だいたいこのようなケースは持ち主が腹立たしい気持ちを抱え込んでいるときです。腹立たしい気持ちを抱え込むと破壊のエネルギーを生み、ものが壊れやすくなるのです。

 物事を、点ではなく線で見る。人生も点ではなく線で見る。この視点を持つだけで、いろんな答えが出てくるのです。


《プロフィール》井内由佳(いうち・ゆか)●福岡県生まれ。福岡大学商学部卒業。大学卒業後、株式会社リクルートに入社。1989年に神さまのお告げが降りる。1991年より夫が経営する輸入車販売会社の取締役を務めるのかたわら、自宅で人々の相談に応じ、神さまのお告げで教わった「幸せになるための考え方」を伝え続けている。福岡市在住で二男二女の母として、毎日、楽しく、嬉しく暮らしている。【公式携帯サイトhttp://iuchi.augury.jp/】