女将の気品・風格が漂う着物美

京都の呉服店から取り寄せた美しい着物は必見(NHK提供)
京都の呉服店から取り寄せた美しい着物は必見(NHK提供)
すべての写真を見る

 物語の舞台は料亭。女将の通子はじめ、着物姿の女性が多く登場する。山田洋次監督の映画でも衣装を手がけた松田和夫が京都の呉服店から取り寄せた美しいものばかりで一見の価値あり。

 注目は、新生「花ずみ」を興したときの通子の着物。亡き姑、キクの着物を仕立て直したという設定だが、実際にきちんと仕立て直したそう。

「反物から2着の着物は作れませんし、似たようなものというのもないんです。そこで、松原さんがお召しになったものをほどいて、観月さんの着物に作り変えました」(玉江P)