《オヤジにボコボコ殴られて育ちました。おかげでというか、ものすごく負けず嫌いなんです。たとえば、ちっちゃい頃、オヤジとキャッチボールするでしょう。すっげぇボール投げるんですよ。“取らねーと、痛ぇぞ!”って。もう必死で取るしかないよね》(JUNON'94年9月号)

 本人も明かすように負けん気の強い性格になったのは、父親の教育の賜物のようだ。

「習っていた剣道の先生の話では、かなり厳しい稽古でみんな稽古中に泣くんだけど、木村くんは泣いても向かってきた。倒れても竹刀を離さない。そういう根性があったとか」(前出・女性誌記者)

 木村の母親は雑誌の取材にこう明かしている。

《中学のころ、同級生の女の子のお母さんが亡くなったんです。“料理の仕方がわからなくてかわいそうだから、教えてあげて”って家に連れてきたことがありました》

 中学時代は体操部の花形、女の子にもモテた。将来は獣医を夢見ていたという木村の転機は中学3年生。叔母が知らないうちにジャニーズ事務所に写真を送り、連絡が来て家族は騒然となった。本人は、芸能界に興味はなかったが。

「断りに行ったのに、“ちょっと踊ってみて”と言われたそうです。で、やってみたらできなくて。ほかの人はカッコよく踊ってるのが悔しくて、やる気になったんだとか」(テレビ局関係者)