フォロワーには数々の有名人が

──深爪さんのフォロワーには、GLAYのHISASHIさんなど数々の有名人がいらっしゃいますよね。

「たまたま、『HISASHIさんが深爪さんをフォローしてますよ』とフォロワーの方に教えていただき、気づいたんです。マジシャンのふじいあきらさんや、高須クリニックの高須院長、スピードワゴンの小沢さんなどもいらっしゃるのですが、毎日200人にフォローされて、100人にリムーブされるみたいな感じなので、誰かに教えていただいたり、ご本人にリプライをいただいたりするでもない限り、自分では全然気づかないですね」

──俳優の佐藤二朗さんは深爪ファンと公言していましたが、絡みは?

「この間のトークライブでそう仰っていただいたようですが、私は佐藤さんにはフォローされてないです。『きわどい内容もあるゆえ、あまり深く関わらないようにしていますが、応援しています』というありがたいメッセージをいただきましたが、おそらくご自身のタイムラインをシモネタで汚したくないんだと思っています(笑)」

※写真はイメージです
※写真はイメージです
すべての写真を見る

──自分宛のリプライは見ていますか?

「リプライは拝見していますが、多すぎてすべてにお返事することは不可能なので、『いいね』で感謝の気持ちを表しております」

──今までで印象的だったリプライは?

「『久しぶりに痴漢にあったが、ババアに手を出すくらい飢えていたのか』とツイートをした時に『あえてブスやババアを狙って反撃されないようにするやつもいるみたいですよ』と親切に教えてくださった方がいらっしゃったんですが、膝にキました。

 傷つける意図のないのが一番ダメージ受けますね。明らかに攻撃的な人は気にならないですけど、善意の人は複雑です。友達の話をツイートしたら『深爪さんにも友達いたんですね』とか(笑)」

──日常のオモシロネタはどこで見つけていますか?

「違和感を感じるものに理由を探すのが好きなんです。偶然、目に入ってくるものが多いですね。前に見た『エメマンコーヒー』の中刷り広告に『豆』『マン』『手摘み』のワードが並んでいて気になったり(笑)。

 普通の人は思わないところも、大体“シモ”に持っていきますね。真面目な話をしていても、結局は下ネタになったり」

──好きな芸能人は?

マツコ・デラックスさんはテレビに出ていると見ちゃいます。公平なところが魅力的。有吉さんやナンシー関さんもそうですけど、毒舌と言われる人は水面下ですごく気を遣ってよく考えているというところを尊敬しているし見習いたいですね。

 毒舌は、ひとつ間違えると相手を傷つけるだけなので。そういった方たちの真似をしているわけではありませんが、この言い回しいいなあと思ったものが自分の中で蓄積されて、何かを表現するときに自然と影響を受けているところもあるのかもしれません」

<プロフィール>
ツイッター(@fukazume_taro)の他に、「下品な仮面を被った秀逸で鋭いコラム」がウェブサービス『note』で大人気の「深爪(note.mu/fukazume_taro)」。今年5月、1作目の電子書籍『深爪な愛とセックスのはなし』を発売後、各方面から大反響が起こり、現在、読者待望の第2弾『深爪な家族と人生のはなし』がAmazon(Kindleストア)をはじめ、主要各電子書籍書店にて配信中。さらに今年11月2日、初の紙書籍『深爪式 声に出して読めない53の話』(深爪著 1200円・税別/KADOKAWA)も発売決定。現在予約受付中。