「CDを聴くのが好きですという入所者がいて、皇太子さまが“どんなCDですか?”と、お尋ねになりました。

“ヴィヴァルディのヴァイオリンなどを聴いております”という会話をしっかり覚えていらしたのです。利用者さんも感激して涙が流れるくらいでした」

 第三南陽園の入所者250人分(!)のお菓子セットも、お土産として持参されたご夫妻。

 ご訪問だけではなく、後々まで心を寄せ続けることができるのは、この12月で13年になる皇太子妃雅子さまの「長期療養」が順調だからだろう。

「国際青年交流会議」へも笑顔でお出ましになった(9月29日)
「国際青年交流会議」へも笑顔でお出ましになった(9月29日)
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 雅子さまの“復調”について、前出の記者が続ける。

雅子さまは9月最後の週に、4日間でお出かけの公務が3回あり、お疲れは出たようですが、以前に比べ着実に快方へ向かっていると言えると思います」

 9月28日には、「国立劇場開場50周年記念式典」、29日には皇太子さまとのご成婚をきっかけに始まった「国際青年交流会議」に。

 1日おいて10月1日には、国立劇場で開かれた「文化庁芸術祭オープニング」公演にも元気な姿を見せられた。

 さらには、

「10月5日には、来日予定のベルギー国王夫妻についてのご説明を受けられる両陛下に同席するため、皇居を訪問されました」(前出・記者)

 ここ2〜3年、久しぶりの公務などご回復ぶりが伝わってくることが多い雅子さま。最近は、新たな「段階」に入られたように見受けられる。